性的少数者の本音
カミングアウト編
《はじめに》
近年では性的マイノリティーの認知度も上がり、以前よりは当事者が生きやすい世の中になってきていることは明らかです。
しかし、まだまだ偏見や差別の目は無くなっていない現状があるがために、カミングアウトがそう簡単には出来ないのも当事者ならではの苦悩です。
今回はカミングアウトに焦点をあてて、話してきたいと思います✍️
○カミングアウトって何?
そもそもここで言うカミングアウトとは、これまで打ちあけたことがなかった自身のセクシャリティー(性的指向や性自認)を他者に打ち明けることです。
※言い方を変えれば、「私はLGBTQ当事者だよ」と伝えることを指します。
◯カミングアウトの必要性
まず、カミングアウトは当事者にとってみればとても深い関わりがあります。それゆえに、命に直接関わるとても勇気のいる行動なのです。
カミングアウトをする相手が8人を超えると自殺の既遂率が8%上がるという調査結果もあるほどです。
カミングアウトをする側がいれば、当然カミングアウトをされる側もいるわけですが、カミングアウトをする側からしてみれば、相手の反応は第一に気になることでしょう。いい反応が返ってこないことも当然視野に入れなければなりません。
先ほど、命に直接関わると言ったのはカミングアウトをされた側によるアウティングによるものです。
アウティングとは、本人の合意なしに他人のセクシャリティーを第三者にバラすことです。人によっては、悪意なしに本人のためだと善意でしてしまうこともあります。ですが本人からしてみれば、この人なら打ち明けてもいいかもと相手を信用して打ち明けたわけですから、精神的ショックは大きいものです。
なのでカミングアウトをする際は、するタイミング・する相手をしっかり考え選ぶことが大切になります。
前置きが長くなりましたが、カミングアウトをすることが必ずしも正しいわけではありません。カミングアウトをすることによって過ごしやすくなる人もいれば、逆効果になってしまう人、する必要がなくとも過ごせる人など様々な人・状況があります。なのでカミングアウトをするかしないか、誰にするのか、いつするのかは個人の自由であり権利なのです。
必要性があると感じたならば、してもいいし、必要がないと感じるならば、しなくていいわけです。
◯あえてしないという選択
当事者は、カミングアウトがしたいと思うこともある一方で、したくないと思う事がしばしばあります。
以前たまたま、こういうツイートを見かけました。
https://twitter.com/tamago_sukidesu/status/1504814747132198914?s=21
私たちがLGBTであると人に言いたくないのは、LGBTに向けられた的外れな質問に疲れているから
— マダカ (@tamago_sukidesu) 2022年3月18日
「女になりたいってスカートをはきたいってこと?」
「ゲイってことは俺のことも性的な目で見てるんだよな?」
「人に恋しないって良い人と出会ってないだけじゃない?」
みんな同じ質問ばかりする
疲れる
私はこのツイートに、多くの当事者の方が共感をするのではないかと思いました。
カミングアウトをすれば、このような偏見まじりの質問やセクハラとも捉えられる発言を投げかけられたりすることがしばしばあります。
例えば、、、
>「ゲイってことは男女どっちもの気持ちも分かるんでしょ?」
>「同性愛者って温泉とか、更衣室とか天国だね」
>「バイセクシャルって男女どっちとも遊びたい(性に奔放)ってことだよね?」
>「まだ男(女)を知らないだけだよ」
>「同性同士の性行為ってどうやるの?」
などなど、、。
悪気はないとは分かっていても当事者からすれば、このような発言に毎回毎回傷つかなければならないので疲れてしまうため、カミングアウトをしたくなる原因になります。
こう言う無自覚で失礼な発言をしないためには、まず自分の好奇心を心の中にグッと抑えて、もし自分がされたらどう思うかをよく考えることが大切です。
【最後に】
カミングアウトをする際は、勇気を出したことが後に後悔にならないよう、カミングアウトを通して、相手に自分のセクシャリティーをただ知ってほしいだけなのか・相手に支援して欲しいのかなどを明確にして相手に伝えることも大切です。
カミングアウトをするにしろ、しないにしろ、自分の人生を豊かに・自分らしく過ごせる選択をしていきたいですね。
それではまた👋


