そうじゃないだろういつも身構え、なにかに狙撃されぬよう、注意をはらっているのは疲れる。生きるってそうじゃないだろう。だって、まあこんなもんだろうなあと、気楽になれる瞬間てあるもん。それって大事だよ。なんかホッとするもん。よくわからないけど、自分にとって生きるとは、もっとそういう瞬間が多く、できればとても良い気分で過ごせる時間が今よりもっと多いことが、ひとつのものさしじゃないかな。
なぜテレビを見ていて、なぜあの場面・言葉で涙が出てきたのかわからない。悲しみを放置し、自然な感情さえわからなくなってしまったのだろう。悲しみは悲しみとして、嬉しさは嬉しさとして、感じることは自由だ。場面に応じて人間のふりをするサイボーグのままでいたくない。せっかく人間として生まれたのだから、人間になりたい。人間になれたとき自由になれるように思う。