それは突然やってきた。
午後の忙しくなる時間前を同僚と机に座って談笑していた時、机の上に置いた携帯携帯のライトが赤く点滅しエリアメールを知らせるバイブが…
警報が鳴る前に『来る!!地震!!』と叫び、同僚が一斉に動き出したとほぼ同時に揺れ始めるショック!
震度5くらいの揺れの中、利用者を誘導しに行く人、避難グッズを取りに行く人。
私は情報収集のため携帯片手に近くのテレビのスイッチを押す。が、なかなかつかない。暗い画面を見つめながら揺れ始めから何秒たっただろうと考える。以前、消防の叔父から20秒以上揺れると大きくなると聞いたから。
そう思っているうちに、利用者も誘導され揺れが少し大きくなる。
テレビを諦め、皆でロビーに集まりしゃがんで身を守る。
ここまで30秒くらいだろう。
急激に揺れが激しくなり靴箱の上の鉢が一気に落ち「ガシャン!!」て音をたてる。照明が点滅し、消える。防火扉が閉まる。
そんな揺れがどれだけ続いただろう。
揺れが少しおさまった時、防寒着とバッグを足の踏み場のない事務室へ取りに入り、駐車場へ一次避難する。
携帯ラジオをつける。
2~3階にいた人たちが避難してくる。
その後も海上のように揺れるが、それを感じたくないため、足踏みをし、歩き回る。
母や従兄から安否確認が着信はいる。アンテナ2本。それ以降の着信にはわざと出ない。
関連機関との調整をすませ、駐車場をあとにしたのは16時。学校学校が引き渡しになるため、先に帰してもらえた。感謝。
雪が降ってきた。
途中のコンビニには長い列。隣の八百屋ですぐ食べれるバナナバナナみかん、りんごリンゴを購入。小学校へ急ぐ。
途中、児童館にいることがわかり、長女と児童館で再会。

つづく