私はすぐに答えを出すべきもの 

土方歳三の 武士は拙速を尊ぶ 

ではないけれど 


本当に とりあえず

 西洋医学や交通事故の時の 緊急の対処

 そういうものが必要な時と


 今回の問題の様に

まだ少し時間があるから 少し考えたり

 策を練ることができるものと


今回は少し時間があるので

私的にちょっと横に置いておく

 寝かせておく ではないけれど


 自分から少し離すことによって

 漬物の発酵のような

何かいいものが出てくるかなと


 半分 自然 任せ

 自分以外にお願いしてるような 

そんなやり方をやってみた


 午前中の口論だったので

お昼ご飯を食べて

 そして 午後の仕事が始まる 


私は 意外と さっぱりした

竹を割ったような性格でもあるので


同僚とそういうことがあったとしても

それを引きずることはない


 だから 普通に 同僚と再会したら

向こうから近寄ってきて

話しかけてくれた


 いつも私のことを

何々さんと呼ぶのに その時 初めて

何々 ちゃんと私を呼んで


 さっきは 言い過ぎてしまった

 ごめんねと、何かいつもの表情 

声色に戻っていた


 私は特に何も気にしていないので

むしろその人が ほんわかな感じに戻って


 自分の非を 認めてくれたような 

少し違う気持ちになってくれたこと自体が

嬉しかった


 私は自分では 誰かに対して

 さっきはとか、昨日は悪かったねと

謝ることはあるけれど


なかなか 他の人が

そういった過去のことを謝るという

経験は少ない方かなと思う 


だからちょっと 珍しい経験だった


何はともあれ まるく 収まって良かった 


相手は少し申し訳なさそうな

 そんな表情だったけれど 


でも私は職場でも

そういうやり取りは嫌いではない 


私も そもそも、 

もはや 喧嘩になることはないから


相手は自分の思ってることを

心にあるものを 私にぶつけてくれる


それによって お互いが分かり合って 

そしてまた さらにいい感じで

 仲良く笑顔で仕事ができる 


いい風に改善が行われていく 

私はそれが最善かなと思っている 


口論して喧嘩して

お互いが顔も見たくないような 

そういうのとは全然違う 


子供や 昭和の喧嘩のような 

喧嘩したからこそ むしろ 友達になれる


 ちょっと その同僚とも 

そんな 昭和な話をして 


2人とも にっこりで

 その日が平和に終わった