足るを知るという言葉

何十年も前に 出会った言葉だけれど

 その難しさというものも 改めて感じる


 人間にとって本当のところ

どこまでが必要なのか

 お金にしても、物にしても 

本当にそこまで沢山の量が 

我々が今回の人生を生きるために

必要なのかということ


ただ、たくさん持つことによって

安心感を抱いてるだけではないのか


そして自分の心に不安があるから

その不安を取り除くことが出来ないから


なぜ自分が不安になるのかが

わからないからこそ、

それを穴埋めするために


その心のバランスをとるために

お金や物を人は欲する


でもそれは

それこそが代替え品だということ 


心について人生について

自分がなぜ不安を感じるのか

 むしろそれを解決することこそ 

根本からの解決だったと思う


 結局、目に見えるものを追いかけてきたから

心でわかる部分が、

その一番大切な人生の部分が

すっかり置き去りになった結果がこれだと思う


 お金という、

それを魔物にしてしまったのだと思う 

無人島だったら 

世の中がひっくり返ってしまえば

何の意味もないような 

なんとも不思議な存在 


でもそれが人を幸せにもするし

人を狂わせてもしまう 

人の心を大きく、その成長を邪魔してしまう


 思いっきり間違った方に

つき進ませてしまうほど 力を持っている 


人間が作り出してしまった

それは果たして どうだったのか 


単にその人の心が使い方を

まだよくわかっていない 

それだけかもしれない 


お金というもの