今年も黒トンボの 季節がやってきた


夕方ぐらいになると

 なぜか職場の中に入ってきて 

結構自由に、あちこち 飛び回る


自分の縄張りなのか 、

散歩コースなのか 分からないけれど 

この時期は 決まって、彼らの時期になる


こちらも迷惑というよりは

 今年も会えた という事が嬉しい


彼らが普通に、 今までと変わらず

 去年と変わらず、現れてくれるということ

元気に飛び回る姿を、見せてくれるという事


 少なくとも、私の周りの環境は

 まだ彼らのために 守られている

 彼らを守って くれているのだなあと、

 ほっとする


少子化で日本人の数が減っていく

 国からすれば、 それは大変なことなの

かもしれない けれど 、

日本に住む、他の生き物にとっては 

どうなのだろうか と思う 


人間が これだけ

 彼らの領土を奪って、

たくさんの命を奪ったのは 間違いないだろう


 だとしたら、 彼らはどれだけ長い年月 

犠牲とともに、 過ごしてきたのだろうか 


人間に、さしたる抗議をすることもなく

 ほんのちょっと、人間のご飯を 奪ったに

過ぎないのではないだろうか


 彼らの命をかけて、 とても割の合わない 

戦い 、、彼らにとっては

戦いではなかったと思う


 もっと普通で、 切実なものだったと思う

 だけど人間に危害を加えたら、

それだけで死刑にされてしまう 

何とも割の合わない、酷い扱いだったと思う


 私にとっての、一つの ものさし

 逆の立場だったら どうなのか 


人間が彼らと同じことを

されたらどうなのか、ということ


 そういう意味で、 かなりろくでもないことを 人間は他の生き物たちに、してきたと思う

 自分たちが同じことをされたら 

きっと不満に思うし、怒りが爆発するのではないだろうか

文句をいうのでは ないだろうか


だから 空き家がたくさん増えて

 日本の人口が少し減って、 だったらそのぶん

他の生き物に返してあげればいい 


彼らはどれだけ、長い年月犠牲とともに

待ってきたのか

 たくさんの利子とともに、返してあげても

 それでもチャラになるかどうか


私は、そんなふうに 真剣に思う

 心と心

同じ生き物同士として 、

本当の意味で、対等という意味だとしたら 

そう感じるのでは ないだろうか