歳はくってるけどひよっこFP社労士の、CFPになるまでの道のりです。

 

 

 

求めるのは
 
2033年4月1日からの10年間、毎年3月末に取り崩すことが出来る最大額
 
 
考え方
 

2023年に必要な金額を算出する

 

 
 
 
まず、条件に番号を振り、それぞれを計算する。
 
①2023年から10年間、年1.5%で運用しつつ毎年70万円取り崩す
   10年間運用しない場合、70万円×10年間=700万円
   1.5%で運用するから、70万円に掛ける数字は10より少し小さな数字になる
   ➡係数表の10年のところで、10よりも少し大きな数字になるのは「年金現価係数」のみ
   ➡「年金現価係数」の10年1.5%、つまり9.222を70万円に掛けた645.54万円が2023年時点で必要な額その❶
 
③2043年から10年間、年1%で複利運用し毎年50万円を取り崩す
  10年間運用しない場合、50万円×10年間=500万円必要
   1%で運用するから、必要な額は500万円より小さくなる。
   つまり、50万円に掛ける数字(運用しない場合は「10」)は10よりも少し小さな数字になる
   ➡係数表の10年のところで、10よりも少し小さな数字になるのは「年金現価係数」のみ
   ➡「年金現価係数」の10年1%、つまり9.471を50万円に掛けた473.55万円が2043年時点で必要な金額
   ➡②より2033年から10年間は年1%で複利運用する
    運用しない場合、473.55万円*1=473.55万円そのままの金額が2033年に必要となる
    運用するということは、2033年に必要となる金額は、473.55万円より少なくて良い
    つまり、473.55万円に掛ける数字(運用しない場合は「1」)は1よりも少し小さな数字になる
   ➡係数表より、1より少し小さな数字になっているのは「現価係数」のみ
   ➡「現価係数」の10年1%、つまり0.905を473.55万円に掛けた428.5628万が2033年時点で必要な額
   ➡①より2023年から10年間は年1.5%で複利運用する
    運用しない場合、428.5628万円*1=428.5628万円そのままの金額が2023年に必要となる
    運用するということは、2023年に必要となる金額は、428.5628万円より少なくて良い
    つまり、428.5628万円に掛ける数字(運用しない場合は「1」)は1よりも少し小さな数字になる
   ➡係数表より、1より少し小さな数字になっているのは「現価係数」のみ
   ➡「現価係数」の10年1.5%、つまり0.862を428.5628万円に掛けた369.4211万が2023年時点で必要な額その❷
 
④2023年から5年間、年1.5%で運用し500万円取り出す
 つまり、2028年に500万円になっている
 5年間運用しなければ、500万円×1=500万円必要
 運用するということは、2028年時点では500万円より小さくて良い
 つまり、500万円に掛ける数字(運用しない場合は「1」)は1よりも少し小さい数字になる
 ➡係数表より、1より少し小さな数字になっているのは「現価係数」のみ
 ➡「現価係数」の5年1.5%、つまり0.928を500万円に掛けた464万が2023年時点で必要な額その❸
 
 
 
上記より、2023年時点で必要な額は
❶+❷+❸=1478.9611万円
2023年時点での余額は
2000万円-1478.9611万円=521.0389万円
この金額を、①より10年間1.5%で運用する
➡運用しなければ521.0389万円×1=521.0389万円
 1.5%で運用するから、521.0389万円に掛ける数字(運用しない場合は「1」)は1よりも少し大きな数字になる
➡係数表より、1より少し大きな数字になっているのは「終価係数」のみ
➡「終価係数」の10年1.5%の1.161を521.0389万円に掛けた604.9262万円が、2033年時点で準備できている額
 
2033年に準備できている余額604.9262万円を、1%で運用しつつ毎年一定額を取り崩す
運用しなければ、10年間毎年取り崩せるのは604.9262万円×0.1=60.49262万円万円
10年間1%で運用するので、余額に掛ける数字(運用しない場合は「0.1」)は0.1よりも少し大きい数字になる
(※10で割る=0.1を掛けるということです)
➡係数表より、0.1より少し大きい数字になっているのは「資本回収係数」のみ
➡「資本回収係数」の10年1%の0.106を余額604.9262万円に掛けた64.122万円が答えとなる