先週、いつものようにジムのサウナにいったら混んでいて、仕方なく湯ぶねにつかった。そのままつい長湯して出たら目まいがして、立ったままふっと意識が消えた。気が付くと何人もの人が「ゆっくり起きろ」とか「血が出てる」「椅子に座った方がいい」とかいたわってくれ、やがて事務員が来て「とりあえず着替えて医者行きましょう」という事態になっていた。
なんだ、後ろに倒れて頭を打ったのか、と後頭部に手をやると掌が真っ赤。そのまま駆け付けたカミさんと、医者が手配してくれた日本医大へ行き、医療用ホチキスで10か所止められCTスキャンなど受けた。外傷は7~8センチ程で、心筋梗塞以降血液サラサラの薬を飲み続けている関係で一時間ほど出血が止まらず、おまけに上の左写真のようにCTで外傷性くも膜下出血ということで、即入院となってしまった。
風呂場で倒れた時は分からなかったが、タイルの床は硬く、かなり大きな音がしてサウナに入っていた人まで出てきて大騒ぎなったそうで、起き上がった時には背中一面にタイル模様がついていたとか。左上の写真の下外側は打った時の後頭部の瘤だそうで、洋服も下着まで血だらけでまったくひどい目に遭ってしまった。その後会社帰りの息子が駆け付け、翌日には娘も来て話がますます大事になっていった。
それから毎日何度もCTを受け、3日目には上の右写真となって、くも膜下出血部分は血も止まり内部吸収されていて、なんとか収まっていった。
くも膜下出血というと言語とか身体障害の後遺症恐怖があるが、それは動脈瘤に起因する場合がほとんどで、外傷性の場合は大きさにもよるが、出血さえ止まればそれほど恐ろしくはないと医者が淡々と説明してくれた。私の場合も何の後遺症もないようなので、簡単なリハビリとCTで様子を見るための1週間ほどの入院で、ホチキスの針を抜いてもらって本日ようやく退院となった。
「後頭部のこの傷、消えるんですかねぇ」と看護師さんに訊くと、「消えますよ。そして髪が伸びれば、全然わからなくなります」と軽く言ってくれた。いやいやもう78だし、後頭部は以前から相当薄くて、それはまず無理だと思う・・・とは、残念ながら反論できなかった。
ここまで生きてくると当然いろいろあるわけで、人生というコーヒーカップの底が見えはじめた今日この頃、ぬるくなったコーヒーの残りを、それはそれとしてしみじみと味わっている。
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