Episode.38 怪獣魔境-モンスターワールド- | 千樹憐のウルティメイトストーリーズ

千樹憐のウルティメイトストーリーズ

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東京都八王子市の山中。


一台の車でドライブ中の家族。


息子「まだ着かないの?」

父親「たぶんもう少しだと思うんだけどな~」

娘「本当に道合ってんの~?もしかして迷子とか言わないよね~?勘弁してよ~お父さん、せっかくの休日が台無しになるじゃん!!」

父親「おかしいな。」

母親「ここさっきも通らなかったっけ?」


車は同じところをぐるぐるとさ迷っていた。


さらに走ること30分。


息子「あれ?姉ちゃん、あれ見てよ!」

娘「えっ?何あれ~こんなとこに豪華客船?造船所でもあるのかな。」

2人の視線の先には錆だらけの巨大な客船があった。

それも森のど真ん中に。


母親「でも錆だらけね。」


ドシン、ドシン、ドシン


何やら足音のようなものが聞こえてくる。

息子「何か来る!!」


車のミラーに写ったのは怪獣だった。

車は走り出す。


しかし、目の前にはもう一体の怪獣が。


父親「くそー!!」

娘「お父さん早くしてよ!!」



怪獣たちは車を追い掛けていくのだった。





翌日。


学校は文化祭ムード一色になっていた。

クラスメートたちも文化祭に向けて色々と準備をしたりして、活気づいている。


そんな雰囲気とは裏腹に健は一人、誕生日に美咲からもらったブローチを見つめていた。


健「美咲ちゃん…」

ため息をついたとき、剣斗たちがやってきた。


クラスメートA「剣斗ー!ガムテープとってくんね?」

剣斗「おー、ほらよ!」

剣斗はガムテープを投げ渡し、健に話しかける。

剣斗「なあ、健知ってるか?最近八王子の方で行方不明者が後を絶たないらしいぜ。」

凌「絶対怪獣のしわざだろ、それ。だからこのあと剣斗と見に行くんだ。」


クラスメートB「ちょっと~黒滝君、他のクラスなんだから出て行って~作業の邪魔だよ。」

凌「わかった、わかった~今すぐ出ますよ!!てことでそういうことだから、じゃあな!!」

凌は教室を出て行った。






和倉「八王子の方で行方不明者が多発しているらしいんだが、知ってるか?」

孤門「はい。ニュースでも行ってました。やはり、怪獣やビーストでしょうか?」

凪「当然、考えられるわ。」



吉良沢「皆さん、例の八王子の山中における行方不明事件についてですが、あの一帯は強力な磁場およびビースト振動波が確認されています。間違いなく、ビーストや怪獣が原因だと思われます。ナイトレイダーには現地に向かってもらいます。」


和倉「わかりました。出動!!」




山中に降り立ったナイトレイダーは付近を捜索する。


海道「間違いない。ここだ。」

強力な磁場をキャッチした。


そこへ車が通り過ぎていった。

孤門「副隊長!!」

凪「孤門隊員、どうしたの?」

孤門「車が消えました。」

和倉「何?」

海道「とすると、あそこが入り口か。」

孤門「何の入り口なんだ?」

海道「怪獣魔境、ですよ。先輩。」

和倉「よし、各員、怪獣魔境に突入する。」



平木「磁場が強すぎてパルスブレイガーが使えない。」

ナイトレイダーは突き進む。






健は美咲と光理を見かけた。

健は静かに立ち去ろうとしたが光理が声をかけてきた。

光理「蒼真先輩。」

健「俺になんか用か?」

光理「美咲に近づかないでください。あんたは人を殺しかねない。」

美咲「光理!!やめて!!」

美咲が止めに入る。

健「美咲ちゃん…光理の言うとおりだよ。俺に近づくと危険だから。それじゃ…」

健は立ち去る。

早く遠くに行きたい。それだけが頭をよぎる。


美咲「健先輩…」




由衣は陰から見守っていた。

由衣「蒼真先輩は…本当は良い人なのに。」





ナイトレイダーはある一台の車を発見する。

あの家族の車だった。

父親「もしかして、ナイトレイダーですか?」

家族たちも騒ぎ出した。


和倉「TLTのナイトレイダーです。助けに来ました。車を誘導します。」


そのとき、怪獣が現れる。



     剛力怪獣シルバゴン
   


和倉「しまった!車を出せ!!」

海道が車を運転している。


しかし、そこにも怪獣が立ちはだかる。



     超力怪獣ゴルドラス
    


ハンドルを切った車の行く手をゴルドラスの力で召喚された客船タイタニック号で阻まれる。


海道「ここまでか。」





剣斗「諦めるな!!」

凌「ナイトレイダーこっちだー!!」

剣斗と凌が駆けつけた。


車はなんとか逃走し、無事魔境を脱出した。


剣斗「行くぞ凌!!」

凌「ああ!!」


リーフラッシャーとスパークレンスが同時に光を解き放つ。



    
    


孤門「ダイナ!ティガ!!」

和倉「来たか、光の巨人。」




シルバゴンがダイナに立ちはだかる。

ティガ(マルチタイプ)はゴルドラスにパンチの連打。

ゴルドラスはティガのキックを両手で受け止め、転倒させる。


ティガはゼペリオン光線を放つが、ゴルドラスの角で発生させたバリアで弾かれてしまった。


ティガはパワータイプになった。



ダイナはストロングタイプでシルバゴンを背負い投げし、地面に叩きつけた。



ゴルドラスはティガ(パワータイプ)を頭突きで吹き飛ばし、時空海へ逃走をはかる。

起き上がったティガは飛び上がり、尻尾をつかみ、ゴルドラスを時空海から引っ張り出す。

   

ゴルドラスは角から超力を放ち、ティガをひるませる。

ティガは尻尾をはなしてしまった。



ダイナ(ストロングタイプ)はシルバゴンとボクシングのような立ち回りで戦っている。

ダイナのワンツーパンチでシルバゴンをノックダウンした。



吉良沢「ティガと戦っているゴルドラスは角を破壊することができれば時空海への逃亡、および超力も使えなくさせることができます。」


和倉「了解!孤門、お前に任せる。」



ティガはゴルドラスを押さえ込み、ナイトレイダーにゴルドラスの角を撃つように合図した。


孤門「今だ!ハイパーストライクバニッシャー発射!!」

ゴルドラスの角に命中し、破壊に成功した。


ティガはゴルドラスに強烈なキックの応酬を決め、吹っ飛ばした。


そして、デラシウム光流を放つ。

ゴルドラスはガラスのように砕け散った。



ダイナはシルバゴンの怪力よりも強大な力で軽々と持ち上げていた。


そして、ヘッドクラッシャーを決めた。

頭が地面に埋まったまま、ダイナはトドメのガルネイトボンバーを放った。


    
    


シルバゴンは自分をも遥かに上回るストロングタイプの力を前にあっさりと敗れた。


シルバゴン、ゴルドラスを倒したことにより、怪獣魔境は消滅した。


辺りは広大な野原だった。


和倉「こんなに綺麗な場所だったとはな。」


ダイナとティガは空へ飛び去って行った。







影野「ついに完成した。このビーストを放ち、世界を掌握する。」


影野の目の前の闇の中からビーストが姿を現した。


その名はメモライザー。







由衣は夢を見ていた。


翔真が由衣に笑顔を向けている。

由衣もそれに応えるように走り寄ろうとしたが、翔真は背後から巨大なビーストによって殺害されてしまった。



由衣は飛び起きた。

由衣「はぁ…はぁ。翔真、私を恨んでいるのね…」





健はブローチを見つめていた。



To be the continued