Episode.05 拓海-アグル- | 千樹憐のウルティメイトストーリーズ

千樹憐のウルティメイトストーリーズ

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ネクサス(アンファンス)はシャークロンの長い体を掴んだが、逆に締め付けられてしまった。

すごい力だ。

ネクサスはマッハムーブで脱出した。

パーティクルフェザーを発射した。

次に間合いを詰め、頭部にパンチを決めた。

凪「スパイダーミサイル発射。」

ネクサスの援護をするナイトレイダー。


周囲に毒霧を吐くシャークロン。

ネクサスはジュネッスバイオレットに姿を変え、メタフィールドを展開した。


メタフィールドなら安全に戦える。

しかし、この毒はウルトラマンであっても耐えるのがやっとだ。

段々とネクサスの体力を奪っていく。


シャークロンの鋭い頭突きに吹き飛ばされたネクサス(ジュネッスバイオレット)

コアゲージが点滅を始めたと同時にメタフィールドが崩壊し始めた。

完全にメタフィールドが崩壊し、もとの場所へ


ネクサスが弱っているうちに地中へと逃げていくシャークロン。

ネクサスは立っているのがやっとだった。

ネクサスは逃げるシャークロンにパーティクルフェザーを発射した。

シャークロンの鱗の破片が散った。

惜しくも逃げられてしまった。


ネクサスはしゃがみ込み、光となって姿を消した。


ふらつく健。

そこに拓海がやってきた。

拓海「だから言っただろう?君じゃ無理だと。君には戦士としての気持ちがまだ足りない。これならアグルの方が遥かに戦える。」

健「はぁ…はぁ、アグル?なんのことだ?」


拓海「いずれわかるさ。」

拓海は去って行った。

健はブラストショットでストーンフリューゲルを召喚し、中に吸い込まれていった。

そのままストーンフリューゲルは飛んで行った。


デュナミストはストーンフリューゲルと呼ばれる石柩の中で傷を癒やすことができるが、精神的、肉体的な疲労そのものを癒やすことはできない。



翌日の朝。

剣斗と凌は通学中であった。そこに健の姿はなかった。

剣斗「健、めずらしく休みか。きっとビーストとの戦い、相当きつかったみたいだな。」

凌「そうみたいだな。」

そこへ啓太が後ろから歩いてきた。

啓太「剣斗、凌おはよ!!」

剣斗「おー啓太おはよ!!」

凌「おっす!!」

啓太「今日健いないんだ?めずらしいね。」

剣斗「疲れてるんだよ。そっとしといてやろうぜ。」

啓太「そうだね。」


学校に着くと拓海もどうやら欠席しているようだ。


剣斗「健と拓海、そろって休みとか、偶然か?二人して何か企んでるのか?」

凌「えっ!?健のやついつの間に拓海と仲良くなってんだ?」

剣斗「さぁな。でも拓海も根は良い奴だと思うんだけどな俺も。」

凌「どこが?いつも俺らに敵対心むき出しじゃん。」

凌がそう言うのも無理はない。

日頃から冷たい態度の拓海。そう思われてもしかたがないだろう。


凌「なんか怪しいよな~拓海。」

剣斗「それは同感。きっとすごい秘密を持ってる。」

二人の会話は拓海の話でますます盛り上がっていた。





海道「コードネーム(シャークロン)はご存知のとおり、毒霧による獲物の弱体化を狙っています。そして長い体による攻撃と強固な頭部による鋭く正確な頭突きの威力は一撃でウルトラマンに致命傷を負わせました。」

吉良沢「さらに、物理攻撃がほとんど通用しない。逆に何か一撃で相手を蒸発させるほどの攻撃があれば殲滅可能なはず。」


和倉「なるほど。さすが見事な分析だった。イラストレーターと海道。」

吉良沢は予知した未来を絵に描いていたことからイラストレーターと呼ばれていた。


吉良沢「僕もそう思うよ。海道隊員。」
吉良沢は笑みを浮かべた。


海道「これくらいできなければアナライズ担当の意味がありません。」


そのときだった。吉良沢はビースト出現を知らせた。


吉良沢「箱根の温泉街です。くれぐれも市民の犠牲が出ないようにお願いします。」


和倉「ナイトレイダー出動!!」

クロムチェスターが発進した。


吉良沢には勝算があった。
ハイパーストライクチェスターに新たにマキシマエネルギーによるハイパーストライクバニッシャーを搭載したからだ。



健は重い体を押して現場に向かう。
体力を温存するためストーンフリューゲルを召喚した。

これなら超高速で飛んでいける。


シャークロンは毒霧を一つの束に凝縮し、一気に撃ち出した。

木々が瞬時に溶解していく。

弧門「なんて威力だ。」

凪「気を引き締めなさい。」

弧門「わかってます。」

ハイパーストライクチェスターはシャークロンを引きつけ、人の少ない付近の山地へと誘導する。



健はエボルトラスターを掲げようとしたとき、再び拓海が現れた。

拓海「そんな体でまともに戦えるのか?」

健「でも…俺が行かなきゃ」

健はウルトラマンネクサスに変身した。


ネクサス(アンファンス)はジュネッスバイオレットに姿を変えた。

シュトロームブレードで体を切りつけるが前回の戦いで弱っているネクサスは満足に動けないうえに、シャークロンの素早い動きでかわされてしまった。


コアゲージが早くも点滅を始めた。

吉良沢「今のウルトラマンはまともに戦えない。彼のためにもハイパーストライクバニッシャーでビーストを殲滅してください。」


和倉「了解。弧門!!」

弧門「これ以上、ウルトラマンを苦しめるな!!ハイパーストライクバニッシャー、ファイア!!」

ハイパーストライクバニッシャーが頭部に命中した。

今までで一番のダメージを確認したが殲滅の決定打にはならなかった。

和倉「何!?」


吉良沢「予想以上だ。それに自己再生まで。」

シャークロンの頭部は自己再生で元通りになった。


凪「やはり一撃で消し去ることのできる攻撃でなければ勝機はない。」

平木「やっぱりウルティメイトバニッシャーじゃないと。」



ウルティメイトバニッシャー…

それはかつて、ネクサス(ジュネッス)の放つオーバーレイシュトロームの光電子マトリックスを基に作られたナイトレイダーの最強のバニッシャーレーザーのことでその威力はウルトラマンの破壊光線と互角であり、ダークザギをも恐れさせ、ザギにデータを削除されて二度と使えなくなってしまったほど。



しゃがみ込むネクサス。
シャークロンの猛攻に耐えるのがやっとだ。


シャークロンがネクサスにトドメとばかりに溶解液の奔流を浴びせようとした瞬間、青い光が降臨した。


青い光の中から青い光の巨人が現れた。

   
   
   

 
弧門「あのウルトラマンは?」
海道「・・・。」

溶解液を光弾で相殺した青いウルトラマン


青いウルトラマンは頭部から必殺光線のフォトンクラッシャーを放った。

シャークロンは一撃で爆散し、殲滅された。


青いウルトラマン=アグルを見上げるネクサス。


弧門「なんて破壊力だ。」
ただ呆然とする一同。

吉良沢「お見事。」


アグルは青い光に包まれて姿を消した。
ネクサスもその場で光とともに消えてしまった。



健「まさか拓海があの青いウルトラマンなのか?」


拓海「俺は君よりも前からアグルとしてこの地球を根源的破滅招来体から守るために戦ってきた。そして、アグルは俺に一つの結論を与えた。地球を奴らから守るためには…人類の破滅しかない。」


健「根源的破滅招来体?なんだそれ?スペースビーストのことか?」


拓海「ビーストとはまた違う勢力だ。だが俺の邪魔をするものは倒すしかない。」

健「だったら話は早い。人類滅亡よりも同じウルトラマン同士奴らと戦おう!!」

拓海「勘違いしないでくれ。君を助けたわけではない。邪魔者を排除しただけだ。」


健「一緒に戦えないのか?」

拓海「俺と君は考えが違う。よって君と組むことはできない。おそらく君を倒さなきゃいけないみたいだ。だが少し安心しろ。俺は今の君みたいな弱い者を相手にするほど堕ちた人間じゃない。」

健「君も同じ人間なら君の考えは間違ってる!!」


拓海「フッ…」


拓海は去って行った。



To be the continued