産まれたての雛が最初に見た動いているものを親だと思い込むように最初に刷り込まれたからんだから仕方ない。

神戸にいる嬉々として湖岸を走るコメディックピアニストだと。

でもいくら悪魔の皮を被った鬼と言われる自分でも泣かれてまでそこに固執するほど冷徹で冷酷ではないので今後は神戸は禁句としていきたい。

なんで今の今まで神戸の人だと思い込んでたんだろう？

本多くんにも言っちゃったよ。

さてそんな湖岸のエリーゼはカーオーディオで四六時中十中八九四苦八苦しているらしい。

スカイラインRSは純正デッキが不調をきたしてからクラリオンのAM/FMチューナー付きカセットデッキに自力で交換した。

後部座席のトレイには光らない据え置き型のスピーカー。

これだけで満足だった。

当時は佐野元春や山下達郎や山本達彦そして徳永英明をよく聴いていた。あとたまにC-C-B。

最近はFMトランスミッターを使い携帯電話やらポータブル音楽プレーヤーに取り込んだ音楽を聴いたりもしている。

アコードには高校時代には一度も喋ったことが無いのにその後に親族になった高校の同窓生であるやっちゃんと一緒に付けた12連奏のCDチェンジャーもある。

ここには佐野元春と布袋寅泰と他数人の歌い手が潜んでいる。

もうD&Dは入っていない。B&Bははじめから入っていない。

モビリオは納車直後に付けたADDZESTのAM/FMチューナー付きCDプレーヤーが壊れたので中古のホンダ純正オプションのAM/FMチューナー+AUX付きCDプレーヤーを四苦八苦に肉薄するほどの苦労を味わいながら自力で取り付けた。

たぶんADDZESTを付けた人も苦労したのだろう。

ねじが1本なかった。

しかしそんな苦労をして取り付けたオーディオも今のスマートフォーンにはイヤフォーンジャックがないのでせっかくのAUXの出番がない。

だもんでこっちもFMトランスミッターが活躍している。

大分まで行った時にはずいぶん長い時間関ジャニ∞が気持ちよさそうに歌っていた。

さて我が家の最新マシンであるアルトはどうかというとこれもディーラーオプションで用意されていたPanasonicのオーディオ機能付きナビゲーションシステム。

エンジンを掛ければすぐにスマートホンを認識して勝手に音楽が鳴り出す便利な代物。

一方で純正で用意されているのはフロントドアの2スピーカーのみ。

後部座席に人が乗るようなことがあると後ろの座席の人は音があんまり聞こえないのが難点で先日は試しにカーオーディオを使わずにBluetoothのスピーカーとスマートホンを繋げて坂本龍一の音楽図鑑を聴いてみた。

このスピーカーは1つでもステレオばりの臨場感があるのに2つをペアリングさせて文字通りステレオにできる高性能な優れもの。

3人以上で出掛けるならこれはいい方法かもしれない。

音がなくて寂しい時に自分で歌うのもいいがいっそこの方法で一緒に歌ってみるのもいい。

もちろんカラオケを流して一人で歌ってみるのもいい。

刷り込みのせい