リクルートキャリアの「Pマーク」取り消しから納得するリクルート系列社の営業風土
~就活情報サイトの「リクナビ」を運営するリクルートキャリアが、
就活生の内定辞退率を同意なしに予測して売っていた問題で、
一般社団法人日本情報経済社会推進協議会(JIPDC)は、
リクルートキャリア社に対して付与していたプライバシーマークの取り消し処置を行った~
このニュースを聞いたときに、
”やっぱりリクルートってダメだなあ!”
と納得してしまったし、
さらなる不信感を持ちました。
もともと私は、
リクナビに対して、以前から個人情報流出の問題を感じていました。
2~3年前のことですが、
長野エリア担当のリクナビの社員が、
リクナビに登録した就活希望者や点書記希望者の名簿をクライアント先に持ち歩いて、
各中小企業の経営者の所に行って名簿を見せながら人材あっせんをしている場面を見かけたことがあります。
外注の私が近くのデスクで仕事をしていたときに、
その近くの応接テーブルで
リクルートの社員が会社の社長と話しているのが丸聞こえ!
でした。
転職希望者が登録している情報リストって
さすがに氏名などは匿名ですが、
クライアントに人材紹介をするときの資料として活用する場合には情報量が豊富な方が良いので、
あっせん者リスト一覧に記載される内容は、
年齢や性別や現在の勤務先や業種や現在の年収や主な資格や経歴まで・・・詳細かつ多くに及びます。
ところが、世間は狭い!
中小企業の社長側からすると、
同じ業界や取引先や同業他社の社員の中に、
リクナビに登録している転職希望者がいることが直ぐに分かってしまうのです!
きっと自分の個人情報も、
こうやって流出しているんだなあ・・・と怖くなりました。
この出来事を機に、
私は「リクナビ」の転職希望者登録を削除して、「マイナビ」に乗り換えました。
(ただ、「マイナビ」が安全かどうかは分かりませんが・・・)
世間は狭い。
さらに、
地方である長野県の田舎の社会はもっと狭い!
常に取引先から自社に尋ねてくる来客者の中から人材を探していたり
ライバル会社から引き抜こうと考えています。
(小さな営業会社や販売会社には人材を育成する人が社内にいないし、人を育てる余裕すらない為、中途採用に力を入れている。)
なので、
リクルートの社員が自分の営業成績を上げるために持ち出してきた無料サンプル名簿を見ながら社長が笑いながら、
「あいつ、
リクルートに転職登録してるぞ!
この勤務先でこの年齢は絶対にあいつだ!
年収は○○○万だってさ!
過去にトラブル起こして転職歴があるくせになあ♪」
なんて、パブリックスペースで大声で話をしているわけです。
そんな感じで、
その会社の従業員にまで簡単に個人情報が洩れている可能性も高いのです。
こんな風に外注の私が知っているぐらいですから個人情報もヘったくれもない・・・。
中小企業や個人事業主程度の小さな会社には人事部門なんてないし、
社長の個人情報管理意識なんて低い事が多い。
私たちは知らず知らずのうちに、
リクルート系列の関連会社が運営するネットサイトに情報をたくさん取られている。
学生は就活、社会人は会員割引登録や転職や口コミサイトやポイント利用履歴などの情を打を取られて分析されている。
ログインアカウントも、ヤフーIDやフェイスブックやツイッター等を関連付けているネットサイトも多い。
それが、こういう形で個人情報が簡単に流出してしまっている現実を目の当たりにすると
本当に怖い。
先日の、
Tポイントカードの個人情報流出疑惑ニュースのことも思い出します。
不思議なもので、
信頼できない人や会社っていうのは
、
根本が変わらない限り問題を起こす原因も変わらないままなので、
違った現象で問題を繰り返し引き起こす。
自分も個人情報の流出と、
他人の情報管理には気を付けようと思いました。