前回までの経緯
ツインレイ彼の『トロさん』とは、今から
10年前に出会い、それから7年もの間、何もありませんでした。
その間に、別の彼『ヒラメさん』との交際を4年間経験。ツインレイという言葉は、この時知りました。
ヒラメさんとの別れとほぼ同時期、
家庭が大荒れでメンタル崩壊しかけの凪に
トロさんからのアプローチが…。この、急ピッチで書き進めている、エピローグ「ツインレイ彼との経緯」ですが、これはトロさんと凪の日々が始まるまでの超大まかなものなので、あと2回ほどで終わります。もう少しだけ、おつき合い下さい
トロさんの腕の中で『あれ? もしかして、ただの下心じゃない?』と頭が追いつかない私に、トロさんが「マスク、取っていい?」と言いました(まだコロナ禍だったので)。それって…と、意味はもちろん分かりましたが、私は頷きました。
好きじゃない相手とは普通 なんてしたくないと思いますが、なぜかこの時はいいと思ったんです。
結果、全然イヤじゃありませんでした。ただ、頭の中は終始パニック。その後、また優しく抱きしめて、髪を撫でてくれた……とかなら良かったんですが、あろうことかトロさんは「結構胸あるよね」と胸元を覗き込んできたり、スカートをたくし上げようとしたり。ここ、カラオケですよ
当然「ダメダメダメ!ダメです!」となり、この場は治まったのでした。やっぱりトロさんはすごい 遊び人 なのかも。社長なら何人も彼女いたって不思議じゃないし。過去には私の仲間内にも、こんなことしてきたんだろうか…。私、何人目?なんて思いながら、カラオケを出て、駅に向かいました。
トロさんはそこから歩いて帰るので、駅でサヨナラ。「今日はありがとうございました」と会釈して、改札に入る私。しばらく歩いて振り返ると、トロさんが満面の笑みで私を見送っていて、手を振っていました
何度振り返っても、見送っている…。トロさんが見えなくなるまで、3回くらい振り返って、1人になった途端、私の脳内が沸騰 ♨️
電車を乗り継ぎ、家に帰るまで、ずーっとトロさんのことしか考えられませんでした(当然か…)。家では流石に普通にしていないといけないので、玄関を入る前にクールダウンしましたが…キリッ
でもそれからというもの、仕事をしていても、家で1人の時も、突然手も思考も止まりボーッとしまくり… 遊ばれているのかも、という思いも当然よぎるのですが、仕事で対面することはこれからも多くあり、飽きたらポイなんて出来るはずがないということ、駅で私を見送ってくれたトロさんの名残惜しい気持ちがなんとなく伝わったのとで、不安は余りありませんでした。
つづく