
恵比須洞近くを通りかかったとき
県道上に青いものが・・・
サイフか?
拾ってみると青いケースの中に携帯電話が見えた。
「なんでこんな所に?」「誰が落とした?」
「車から落としたのか?」
まあ携帯とて大事なもの、警察へ届けないと・・
そこから500mほど来ると
前から見たことも無い若者が(黒のTシャツ、短パン)
手には杖を持ってかなり慌てたように歩いてくる
お遍路さんのようにも見えた。
彼と僕の目が合って
僕も一瞬、「もしや」
ふたりはピッタリと止まってしまった。
「これか!」と僕
「あっ」「ありましたか!」「ああっよかった!」と若者
若者は真っ黒い顔に汗びっしょりで
大息をつきながら
「ありがとうございました」「よかった」
若者は紛失に気づき、荷物を置いて、来た道を後戻り
してきたようだ。
わずか一分たらずの見ず知らず者どうしの出会い
若者はうちの息子ぐらいの歳にも見えて、顔も似てたな
それにしても、ちゃんと持ち主に戻るなんて・・
なんかうれしい気持ちになって
一日中ハッピーです。
それから半時間後、美波の町で
大きなリュックを担ぎ、力強く歩く
お遍路姿のその若者を見ました。