19 剥がれたプリントを直す 剥離したプリントの修理 | クリーニング業者や主婦が「洗ったら思わぬ結果になった」あらゆる衣類を復元!

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剥がれたプリントを直す

 

剥離したのはテープではなくプリント

 

今回は千葉県のクリーニング屋さんからのご相談でした。 「洗ったらジャンパーについていたテープが剥がれてしまったんですが、直りますか?」

 

というお電話だったので、「テープですか? それはプリントじゃないですか?」とお聞きすると、「そうかも知れません・・・」というお答え。 そう、普通衣類にはテープは貼り付けません。 ミシンで縫っているのが普通なのでテープ状のもので剥がれているなら、それは「プリント」である可能性が高いのです。

 

そうしてすぐご依頼品が到着しました。

 

 

 

開けてみましょう。

 

 

アディダスのジャンパーです。

 

 

 

さて、問題の剥離部分はどこなのでしょうか?

 

ではその状態をご覧に入れましょう。

 

プリントの剥離状態を確認する

 

こちらがプリントが剥がれた部分の現状です。 熱でノリが溶けたように見えます。

 

プリントをやり直すために生地をほどく

 

最初に行うのは「生地をほどく」という工程です。 その理由がこちら

 

生地をほどく範囲

 

実際にプリント部をほどいたのがこちらです。 かなりおおきくほどかねばならないことが分かります。

 

プリントデータを作成する

 

次に行うのが「データ作成」です。 このデータを基にプリントシートをカットして新しいプリントを作るのです。 写真付きの詳しい解説はこちら

 

剥がれかけたプリントを全て剥がす

 

この工程がプリント復元でもっとも大変な作業です。 なぜ古いプリントを剥がすのがそんなに大変なのかと言うと、こちらをご覧になれば分かります。

 

プリント復元の完成

 

こちらが新しいプリントをやり直したところです。 最後にプリント部を縫い直しましたが、今回はそこが一番大変でした。

 

(2022.5.4終了)