11月の外来で先生に

 「ご家族のみなさんはコロナは大丈夫ですか?」

   と聞かれました。


 「おかげさまで今のところ大丈夫です。長女は一度感染してますし、会社や学校で流行ってはいますが。」


 「その時は他のご兄弟は感染しませんでしたか?」


     「はい、していないです」


      「そうですか…。〇〇さんの様に免疫抑制剤を飲んでいる人はコロナワクチンは打てないのですが、〇〇さんは肺機能が健常者の3分の1しか機能してません。今この状態で肺炎になると非常に危険です。免疫抑制剤を飲んででおられる患者さんでも打てるコロナ予防の注射が当院でも打てるので打っておいた方が安心です。数が少ないので争奪戦になりますので早めにご予約お取りしましょうか?」


   「そんなのあるんですか?ぜひお願いします。公費で打てるんですか?副反応は?熱出たりしますか?」


    「今のところここの入院患者さんもたくさん打たれていますがみなさん何もなく悪い情報はありません。

 公費で打てますが手技料3100円のみかかります。」


      「そうなんですね。お願いします。」


  「では最短で1ヶ月後になってしまいますがそこでお取りしておきますね」


  「ありがとうございます」


と、その日は帰りました。その事を帰りの車の中で父に話すと、


 「何その注射⁉︎大丈夫なのか⁉︎実績あるか⁉︎」


と言われました。ちょうどコロナワクチン接種後にアナフィラキシーショックを起こして亡くなった方のニュースが流れた後でした。


 私は何の疑いも無しに打つ気満々で予約を取って来ましたが、そう言われて急に心配になって来ました。


 帰宅して主人に相談したら、エバシェルドを調べてくれました。話し合いの末打っておいた方が良いということになりました。

 とは言え予約の日が近づくと怖くなって来て、適当に理由を付けて一旦キャンセルし2週間後に延期しました。


 その2週間の間に心の準備をして予約の日を迎え挑みました。


 予約ですが1時間以上待ち時間があり、処置室に呼ばれました。


 主治医とは違う先生に


「こちらの台にうつ伏せになって、お尻を出してください。」


   「はい」


     「お尻の両側に一本ずつ打ちますね」


 と、ブスブス打たれて一瞬で終わりました。その後15分様子をみて何もなかったので帰りました。


 その翌週に長女のクラスがコロナで学級閉鎖になったので、悩みましたが結果打っておいて良かったです。