大きな病院へ | 水疱性類天疱瘡物語

水疱性類天疱瘡物語

水疱性類天疱瘡の疑いあり、からはじまる物語

皮膚科の病院から、急遽総合病院へ向かいました。

 

皮膚科からは車で30分くらい。(自宅から歩いても5分くらい。初診で行くと数千円余分に支払わなければならないのと、コロナのことも考えてこの病院は候補からはずしていました)

 

初診の受付は11時半までらしいので、時間は何とか大丈夫そう。

 

ふたりの子どもを出産した病院でもあるし、別の科にもかかったことはあるのですが、急だったので診察券は持っていませんでした。

 

家に戻る時間ももったいないし、もうなんだかいっぱいいっぱいだったので診察券は事情を話して再発行してもらおう。

 

手続きをすませ、皮膚科の待合室に行くと結構な人数で込み合っていましたが、だんだん減っていき、自分が最後の患者なんだということがわかりました。

 

お昼近くになって、やっと名前が呼ばれました。

 

若い女医さんでした。

 

最初の皮膚科の先生同様、検査の必要がある、ということで、検査を説明をされました。

 

病名についてはいわれなかったのですが、検査室に持っていく用紙に

 

「水疱性類天疱瘡の疑い」と書いてありました。

 

ああ、やっぱりそうなんだな、と思いました。

 

そうして、午後から検査のために「皮膚生検」といって皮膚を2か所切り取る手術をする、と言われました。

 

軽めの昼食をとり、午後戻ってくるように、とのことで、病院の近くのファストフードのお店で食べることにしました。

 

思い返しても、病気についての説明は、先生からはほとんどされていなかったような気がするのですが、それでも納得しているのはある程度覚悟していたからでしょうか。

それとも、動転していて覚えていないだけなのでしょうか。

 

数日前のことなのに、よく思い出せないのです。