他州に引っ越しをしてしまったお友だちからいただいた絵本です。
子どもたちがオムツを着けていたときから、週に何度も一緒に遊んだお友だち家族にこうやって何度さよならを言っただろう、、、。
主人公のクロードは、飛ぶことが怖くてできないフクロウの子供。
小さいころ、巣から落ちたのが原因です。
兄弟たちがどんどん巣立ち、ついに一人残されます。
お母さんの留守中に、巣のある木が切り倒され放り出されてしまいます。
飛ぶのではなく、走って遠くまで逃げます。
途中、いろいろな動物に会い、やがてオオブナの木のところにたどり着きます。
オオブナはクロードに走るのではなく、飛ぶように言います。
自分の住んでいた森を見ると、大きく切り倒されていました。
オオブナはクロードに、向こうの森の様子を見てきて欲しいと頼みます。
そしてクロードのお母さんがけがをしてそこにいることも分かりました。
羽を広げたこともないクロードは
「きみはとべるんだよ」と言われ、
羽を広げると、自分の体が浮いていることに気が付きます。
オオブナは、もし人間が自分を切りに来たら目をつぶって倒されるしかない、と言います。
それは仕方のないことだと。
いろんな大切な大きなメッセージを伝えている絵本でした。
でも娘にとっては、クロードがお母さんに会えたかどうか、それが一番気になるところ。
最後はその描写はありません。
「どう思う?」と私が聞くと、
「お母さんに会えたよね。」と娘。会えたらいいね、本当に。
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