はらぺこあおむし | 毎日読み聞かせ in アメリカ

毎日読み聞かせ in アメリカ

アメリカ永住組。ひとり娘(2013年生まれ)の日本語はどうする?とりあえず毎晩読み聞かせをやってます。子育てをするなかで驚いたことや気づいたこと、アメリカの公立学校のこともつづっていきます。

 

私にこの本を紹介してくれたのは、先日書いた歯医者にならなかった愛子ちゃんです。

子供のころに読んだ絵本についての作文で、彼女はこの『はらぺこあおむし』を選びました。小さいころお母さんに読んでもらって内容をしっかり理解していたところ、プリスクールでも先生が読んで、同じ絵本に英語と日本語があることに、当時の自分はとても驚いた、というような内容の作文でした。

 

アメリカでも必ず読み聞かせに使われる『The Very Hungry Caterpillar』ですが、愛子ちゃんに国語を教えていた当時の私は、この絵本も作者のエリック・カールのことも知りませんでした。子供もいないし、アメリカに来てまだ数年でとにかく英語を学ばないといけない時期だったので絵本なんて読むような生活ではなかったのです。

 

この絵本のことを知らないと言ったら、愛子ちゃんは自分が小さい時に読んでいたという日本語バージョンを持ってきてくれました。当時中学3年生の愛子ちゃんは、唯一この絵本だけは今も持っているしこれからも持ち続けたいというほど、大好きなんだと語っていました。

 

絵本とは縁のない生活を送っていた私が娘を授かって、絵本の読み聞かせをなんとなく始めてみたころ、すっかり忘れていたこの絵本のことを思い出しました。それからの行動は早かった。高い送料が発生するけどそれよりもこの絵本を手に入れることが先だったので、すぐに注文しました。そして当時0歳の娘に読んだのですが、当然彼女は内容なんてどうでもよくて、じっと眺めているだけ。やがて1歳2歳になると、ページをパラパラめくり始め、読み聞かせどころではなくなりました。一度も初めから最後まで読んで聞かせたことはないと思います。

 

4歳でプリKに通うようになり、先生が『The Very Hungry Caterpillar』を読んだそうです。娘がその話をした時に、愛子ちゃんのことを思い出しました。愛子ちゃんは歯医者さんになりたいと言っていた。そこで娘に大きくなったら何になるの?と聞いてみたら、案の定「ピンクのプリキュア」でした。

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