スクールランチの実態 | 毎日読み聞かせ in アメリカ

毎日読み聞かせ in アメリカ

アメリカ永住組。ひとり娘(2013年生まれ)の日本語はどうする?とりあえず毎晩読み聞かせをやってます。子育てをするなかで驚いたことや気づいたこと、アメリカの公立学校のこともつづっていきます。

久しぶりに娘の学校のカフェテリアでランチを食べてきました。

学校も売り上げにつながるからなのか、保護者にランチを食べに学校に来てください、というメールをしょっちゅう送ってきます。

 

娘のクラスは12時から12時25分まで(たったの25分間)がランチタイムで、その間に教室からカフェテリアに移動し、お弁当を持ってきていない子はトレーを持って食べたいものを自由に取ります。自由にと言っても3種類の飲み物から1つ、2種類のタンパク質から1つ、2種類のフルーツから1つ、2種類の野菜から1つで、それ以上お皿に乗せたら追加料金がかかります。現在カフェテリアランチは2ドル25セント、大人が同じ量を食べた場合は3ドルです。

 

3種類の飲み物ですが、ミルク、チョコレートミルク、いちごミルク、そう全部ミルクです。追加で40セント払うとペットボトルのお水も買えますが、ほとんどの子供たちは家から水筒を持ってきているので、お水を買う子はほとんどいないのではと思います。

 

次に2種類のたんぱく質。今日はクロワッサンサンドイッチ(ハムとチーズ)か、チーズピザでした。

そしてフルーツはぶどうか、冷凍ジュース(少し柔らかくてシャーベットのように見える)のどちらか、野菜は生野菜サラダか袋に入ったベビーキャロットのどちらか、でした。

 

ちなみに水筒の水を飲むからミルクはいらないとか、嫌いだから野菜は取らなくても、同じ料金です。

うちの娘がそうです。去年キンダーのときはチョコレートミルクを選んでいたそうですが、今年に入ってからは周りの影響もあって、ランチの時はお水らしい。そして野菜が大嫌いなので、フルーツを取ったらそのままレジへ直行です。

 

カフェテリアに入るとそこからは担任の先生は自由時間。カフェテリアレディーと呼ばれるスタッフが生徒を管理します。このカフェテリアレディーは、子供たちがケンカをしないかとか、ちゃんと指示された場所で食べているかとか、次から次へとベルトコンベアー式に入って来る子供たちを順序良く席に座らせるとか、そういうのがお仕事なので、子供が野菜を食べないとか、食べ物を残すとかスプーンの持ち方とか(日本ならお箸の持ち方ですね)に関しては一切指導はしません。

 

たった25分のランチタイムなのに、終了直前に「残り時間はあと2分、跡片付けをしましょう」と声がかかり、子供たちはトレーを持って順番にカフェテリアスタッフに渡していきます。食器は全部使い捨て。小5の男の子もキンダーの女の子も同じ量の食事なので、小さい学年の子は食べきれなくて何かしら残します。そう大量にゴミが出るのです。使い捨てが一番清潔だからなのかなとか、食器を洗うとなるとまた人件費がかかるから、これが一番安い方法なのかなとか、短時間に子供に料理を提供しないといけないから、子供に合わせていちいち量を変えることはできないんだろうな、いろいろ思うことはあります。だから娘にはなるべくお弁当を持たせています。でもみんなと一緒にカフェテリアランチも楽しみたい、そんな娘の希望もあって、週に1回だけお弁当ではなく学校のランチにしています。日本の給食って本当にすごいなあと思います。

 

大人3ドルのカフェテリアランチ。量は子供と同じです。

いちごミルク、クロワッサンサンドイッチ、生野菜サラダとぶどう、カップに入っているのはドレッシング(5種類ぐらいありました)。