夫の両親は仕事を辞めて農作業をしています
夫は生前、何かと実家の手伝いに行っていました
私は泊まりに行っても上げ膳据え膳
片付けしようにも いいいい座っとけ
とお客さん扱いでしたので 頼りにもされず 間に合う気がせず お手伝いをしたことがありませんでした

若く頼もしい両親でしたが 夫が亡くなった後
一気に歳を感じるようになりました
特に父は 夫が来ることを楽しみにして
お手伝いの後には外食やら連れ回している顔は
本当に嬉しそうでした
短い滞在期間に はしごして何件も食べに行ってました

今日はこの秋 2度目のひとりお手伝いに行ってきました
結局 農業体験に来た都会の子みたいに 接待お手伝いをして帰ってくるのです
それでも 暖かく迎え入れてくれて さほど役に立たないのに ありがとうありがとうと連呼して ご飯を食べさせてもらい 帰りに山ほどお土産を持たせてもらうのです

一人の道中 夫が両親のためにしたかったこと
両親が夫にしたかったこと そんなことを考えて
胸が苦しくなります

帰って遺影に報告しても トイレにこもって涙
両親も私が行くことで より普段より思うことがあるかもしれません

心から感謝しつつ
しんどいなぁと思います
今 どうにもならないことだから

年数が経てば
本当に役に立てる日が来るのかしら
人との距離感の取り方に迷う私
苦手分野だけど
心に正直に行くしかないかな