ヤモGは終活をしていた

クールに淡々と…
自分名義の銀行、暗証番号、届印のありか、パスワードなどなど、遺された家族が困らないよう、
必要な情報を綺麗にまとめていた
これをやりながら
実は涙してたのだろうか…とか
いや、私じゃないから
クールにやってたのかもな…とか
色々、ヤモGの心中を察してみた

ヤモGの文字をじっくりみたりして
メールで思いを伝えるのもいいけれど
やっぱりその人の文字が残ってるって嬉しい
大切な形見だ、と思った


もちろん遺言書もありました

生前私たちには
「こういう内容にしてあるからな」と言っていた
まだ生きてるヤモGを目の前にして
「わかった」とか言って
相続の話をするのがとても切なかったけど
大切な話だったからみんなで真面目に聞いた

今の病気で死ぬからじゃない
人はいつか死ぬからこの話は必要なんだ…と
気持ちを切り替えながら聞いた


さらに
「エコちゃんの分も遺言書つくった」と!!
これはこれで、用意周到すぎる!!


確かに、相続が開始してから
相続人がやらなければならない手続きは
果てしない

こちとら素人な上に主婦
期限までにアレヤコレヤを整えるなど
至難の技だ

だから、信託さんや税理士さんの存在はありがたかった。確かに。間違いなく。

ただ…


エコちゃんの遺言書についてはやっかいだった

なんせ、エコちゃんは自宅と土地を三人で分けて欲しいと言うのだ。でも遺言書ではパン太が相続する事になっている。エコちゃんは遺言書の存在をどうしても認知できないので、何度説明してもやっぱり「家と土地は三人で仲良く分けて」という

そこで、エコちゃんと一緒に信託さんに相談しに行き、一通りを説明して遺言書を作り直したいとお願いしてみたのだが…

信託「その内容だとパン太さんにとって不利な条件への変更なので、揉めることが想像できますね?そうなるとうちでは管理できません」とかおっしゃった

は?

遺言書ってそもそも被相続人の思いが反映されるべきものじゃないの?

被相続人の自由意志で作れるものじゃないの?

信託「書き直すならそれでもいいけど。うちでは管理できないですねぇ」


そうなると、すでに支払い済みの財産管理契約金が無駄になり、財産管理契約は解除され(違約金が発生するかは明確に回答されず)、相続が開始した時の財産整理や税金計算や役所への手続きなどは自分達でやることになる

と、シレッとおっしゃった

むむっ
ずっといい人達だと思ってたけど
そうでもないじゃんとガッカリだ


だってプロが数人がかりでこなす作業を
主婦の私達ができるはずがないじゃないか

誰のための遺言書だよ、まったくムキー爆弾



そういうわけでエコちゃんの手元には
なんだか腑に落ちない内容の遺言書が
ヤモGの置き土産となって存在している



エコちゃんのお金を湯水のごとく使いながら
最終的にはあの家と土地が手に入ることになっている
パン太とデイモンって、どんだけ神さまとか悪魔とかいろんなものに守られてんだろう…と、


天を仰ぐしかないウナギイヌ子と私なのだ

❤️弁財天様❤️