ピアノ教室を、辞めようか悩んでます。


なぜなら、リトミックより、ピアノを弾く方にレッスン内容が傾いてきたからです。


普通、100%ピアノのレッスンになるのが、ピアノ教室です。


でも私は、等身大の9才としてではなく、幼児さんと同じようにお遊戯要素で、リズム遊びやブロック、ボール、歌などを中心にして、ピアノは本人が希望したらやってほしい、と先生にお願いしました。


1冊教本が終わり、当然、音符が増えて1曲が長くなりました。


かと言って、娘の理解力がそれに沿ってあがるわけではありませんし、

記憶も弱いので、興味を持っている時間単位の中で、更に同じパターンを繰り返す必要があります。


そして、今回の発達検査で変わらずゴリ押しされたのが「平面的な説明や文字を見ただけでの理解は無理。図面は常に立体的でなければならないし、言葉で説明するんではなく、手足を動かして目で見て覚えさせる事。彼女は目で見て、触って確かめた事の記憶が全てです。」と言う事。


人から言われた事は短期間で消えてしまうし、自分で受け入れられた事柄しか習慣にならない。いくら良かれと思って周りが色々勧めても、本人が意欲を湧き立てられなければ意味がない。と。それは彼女の中のマイルールだから、誰にも分からない。

また、それを枠にはめようとする事も意味がありません。


そこで、彼女は、一般的に健常で特別知識と意識のない普通の暮らしをしている人たちから「なんてワガママな子なんだろう。自分の好き勝手にやっている。」と誤解される事が増えるかもしれない、と。


確かにそうだよね。


なんで辞めようかと思ったかって一番は先生の、たぶん健常の生徒との当たり前のやりとりがきっかけだったんだから。


娘は毎日、気分のムラがあって、それは性格が気分屋なんじゃなくて、自閉的な要素から。自分ではコントロールできない事。


最初はそれでレッスン当日に突然、だんまりになって喋ってくれず、表情も強張り、もちろん理由なんか分からないし、主治医にもそれを追及するのは無意味な事。ただ見守って、無理強いだけはしないで。というのも伝えてあったから、後日振り替えにしてもらってたけど、

1年経つ最近、またストライキを起こしてしまったからお休みにして下さいと言った時の先生の言葉に私は理解を疑いました。


「急な欠席は、そちらの都合なんだからね。私は彼女のために1時間の枠を空けてるので、それに穴を空けられると損害になるんだから。だから振り替えができるかどうか分からないと言われると困る。みんなどの生徒さんにも、同じ決まりでやってもらってるから、あなただけ特別にするわけにいかないのよ。」



…。特別扱いしてくれなんて言ってないし。

ただ、当たり前に決まったサイクルで必ず出席は難しいから配慮してくださいって言ったはず。


それを穴が空いたから損害だとか、同じ決まりに従えとか、それは健常の人が前提だよね?

私自身なら従えるよ?だってビジネスとしては当然の話だしね。


でも毎日学校に行く習慣も理解が難しい子ってお願いしてて、その対応は甚だ疑問です。


音楽療法学んでいても、「障害児施設」(に限定)での指導がなければ、やっぱり老人介護施での指導とは全く畑違いだと思います。


あんまり色々言うと厄介がられて、それなら同じ障害者同士の交流にしたら?とか言って追いやられそうなので、なるべく言わないように見てきたけど。


だって今から健常の人との交流やコミュニケーションを狭めたくないのは当然でしょ?まだ小学校低学年だよ?知能は5歳、言葉の理解は3歳かもしれないけど、生活経験は9歳で、これからもそれだけは伸びていくんだから。


福祉の方でデイケアを受けるので、それとこれとはちゃんと区別しておきたいし。

情操教育と療育は違うからね。そこ、誤解されたくない。




理解の限界なんでしょうか?


娘もリトミックだけやりたい、ピアノはもうヤダって。


会話は短く、頑張れも少なく。

そうしないと途端にパニックです。強迫観念があるみたい。


同じ精神遅延であっても、個人で全くケース・バイ・ケースであること、分かってほしい。


○○ちゃんがこうだから、この子も大丈夫なんてとんでもないです。


大丈夫なんて保険は最初からどこにもない。


それに、家族だって毎日変わる娘の様子に振り回され、悩んでいる事にも何ら変わりはないんだし。


その中から小さな成長を大きく喜ぶ事。心がけてる。


話し合って、受け入れてもらえるか、それとも所詮、ビジネスライクか。



何だか、賭け事みたいで、イヤですね。



これからあらゆる場面で、こういうのに遭遇するのかと思うと、憂鬱です。


娘はもっと、しんどいよね。守ってあげなきゃいけない、ホントに。