ポリリン酸のホワイトニング | 琵琶湖を愛する歯科医のBlog

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17年振りに滋賀県帰ってきました(^^)

ポリリン酸を用いたホワイトニングがある。



かつてのホワイトニングは、『白くなるやつは痛い』、『痛くないやつは白くならない』ってのが常識的で、基本的には歯の表面に細かい傷を作り、光を乱反射させて白く見せるものやった。



“いや、それは違う。”
と言う人は、販売側の人間か、勉強不足の奴やろ。



どういうわけか、ホワイトニングの器具を売る人達は『表面を粗造にしたり、歯質が粗になることはないです。』と平然と言うんやけど、『ホワイトニング後、24時間は色の濃いものは食べないように』と言う。


『色素だけ漂泊する』とか言うが、それは不可能。

髪でもブリーチしたら傷む。



着色を避ける必要があるってことは、どっかが粗になってるということや。




そんな簡単な事もわからん事言う奴は信用できん、ってことで俺はホワイトニングをやった事がなかった。




ほんで、ホワイトニングやった人が必ず言うのが、『知覚過敏になった』ってこと。

物凄い高頻度でホワイトニングやってる人を見たことあるけど、歯の表面がヒビだらけ。
やっぱ、ダメージあるんやね。




そんなこんなで今回。

ポリリン酸という、突然流行ってきた材料にチャレンジ。
なんせ、食種制限がなくて、痛くないうえに白くなるという夢のような材料。





夢のような話は、夢。



というのが俺のコンセプト。


でも、そんないうなら試してみようかと、ホワイトニングしてもらった。




俺の他に、同じやり方でホワイトニングした人が3人。

異口同音で、痛くないというし、実際に白くなってる。
オフィスで25分ぐらい。



肝心の俺はと言うと…。




開始1分ぐらいで、ファセットのある所から"ズキーン!"というAδ線維とC繊維の両方の痛み(笑)
インレーセット前に風かけられた時ぐらい痛かった。

ただし、ずっとあるわけじゃ無くて、1分に一回ぐらいのペースで来る。


人によるんかな?




4人で俺だけ痛いと言うことは、標本調査で25%の人が痛いと感じることになる。

これはもう、『痛くない』と謳ってはいけない確率やろ。



ただ、確かに白くなってるし、術後の知覚過敏は殆どない。
もちろん、ゼロでもないけどな。




こういうのは、全員を納得させなくても大衆を納得させればそれで良いというクオリティ。

75%が痛くないなら、良いんかな?



まぁ、二度とやりたくないってほど痛くはないし、ヘアカラーの沁みるのが耐えれるなら問題ないと思う。




ともかく、食種制限が無いってのが良いね。




その点が、俺にとってはポリリン酸が良いなと思った点でした。

他は一緒かな。