ある知人から聞いた話なんやけど、考えさせられるからちょっと意見を聞いてみたくて、記事にしてみます。
ちなみに、これは恐らく歯科関係者の方々しかわからない内容だと思いますが、その他の業種の方々でも意見があればどんどんお願いします
25歳女性。
今日、人生で初めて歯科医院に来た人が居るとする。
主訴は大臼歯の咬合面に永久歯が生えた頃から穴が開いているのが気になるということ。
口腔内を見てみると、確かに左右下顎6・7大臼歯の近心頬舌側と、遠心頬側咬頭部に直径3ミリ、深さ3ミリほどの半球状の穴が3つばかり開いている。
ただ、『よく今日まで欠けなかったな!』というほど、近心頬側咬頭頬側面の歯質は薄い。
穴の内面は若干褐色だが、探針で触ってみても擦過痛は無く、触感は硬質。
頭の中で過ぎったのは『これはカリエスではなく形成不全やろ』って事。
いわゆるターナーの歯とかそんな系統。
ただ、着色はある。
口腔内のほかの歯に関しては全くカリエスも無く、歯列不正だが、一切のコンタクトカリエスすらない。
若干のプラークが見受けられる程度。
世の中にはたまに虫歯にならない人が居る。
原因はミュータンス菌に感染していない人か、究極なまでに完璧なプラークコントロールを出来る人。
現実的には前者がメインやね
歯科医学的には恐らく、その穴が気にならないのであれば放っておくのが一番いいと思う。
でも、主訴として穴が気になると言ってるわけやし…。
ちなみにインレー(アンレー)なら白いのが良いと言ってます。
かといって大臼歯にしかもCRはセンス無さすぎる。
こういうときはどうするのが一番良いのか??
a. ゴリ押しで説得し、そのままにする。
b. 処置としてはベストじゃない事を説明し、CR。
c. グラディアIn(アンレー)による回復。
d. goldインレーが医学的には優れていることを説明し、希望を逸するけどもゴールドインレー(アンレー)。
どれが良いと思いますか??
他にもご意見があれば宜しくお願いします。