海外歯科事情!? | 琵琶湖を愛する歯科医のBlog

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17年振りに滋賀県帰ってきました(^^)

今日来院された患者さん。


下顎PD(部分床義歯)の不適合が主訴やったんですが、そのPDは北欧の某国で作ったとおっしゃってました。
で、お口の中を拝見させていただくと…





一瞬、FD(総義歯)か義歯自体が無いか?? と、思うほどの審美性を確立しているシロモノでした。

一番の理由は、クラスプ(歯に掛けるバネ)が無いこと。
それに加えて、人工歯も“本人の顔を見ながら選んだんか!?”と思うほど形態と大きさの適合が良く、義歯自体の表面処理(研磨度)や大連結子(左右の義歯を繋げている金属)の形態もスタイリッシュでした。
患者さんに『診療とは関係ない話ですいませんが…』と北欧の歯科医院の話を聞かせてもらったり(*´∀`)

結局のところ、北欧の方は保険が無いんですって。
だから義歯にしてもノンクラスプ化ができて(日本では保険適応外)材質も良い(ような気がしました)んですね☆
ただ、そのぶんコストは掛かりますが。

内科のお医者さんとかは、その某国ではDrのランクによって値段が違うそうです。
その方がお互い(医者と患者)にとって良いと思いますけどね(`Д´)
ちなみに、歯科に関しては存じ上げてないということで、わかりませんでした。


やはり、ワンランク上の治療となると自費治療になります。
でも、その価値は十分にあると感じた今日でした♪






※今回の症例では審美性を確保できる条件が揃っていたため、施術可能だった症例でした。場合によっては自費治療でも審美性を確保しての義歯治療が難しい場合もあります。詳しくは歯科医院でお尋ねください。