来たときも出口まで長かったけど、帰りも同じでターミナルまでが長かったー。

このまま着かないかと思った。

東京の地下鉄の乗り換えも、これ2駅分くらい歩いてるよね？っていうときがあるけど、それと同じで終わりが見えなかった。

ちゃんとゲートを確かめてからごはん。

キーthと私は同じ飛行機が取れなかったので、ここからは別行動。

キーthはずっと携帯でゲームをしているけれど、それでも話し相手がいないのはヒマだ。

乗り継ぎの空港でおやつ。

立ち食いそば屋を探したけど、やっぱりなかった。

隣のおじいさんが200キロくらいある人で、足も体半分くらいも私の席に入っている。

彼の隣には華奢な奥さまがいて、それなら彼女のほうに体を預けて寝てよ、と思うのだが、なぜか私のほうに倒れてくる。

これから7時間これかぁ…と滅入る。

彼女はまめまめしく、しきりに彼の世話を焼いている。

機内食を聞かれ、肉がいいわよね？と言って彼の分を頼み、受け取った直後にパンの袋を開け、バターを開け…とすべてやってあげている。

なるほど、だから彼は太ったんだな、と合点。

サラダは食べないらしく、奥さまもフタを開けもしなかったのはちょっとおもしろかった。

私もついつい、キーthの世話を焼きすぎてしまうのだが、彼女を見て、気をつけようと肝に銘じた。

ふたりを見ていて、まったく、ステキじゃないのだ。

世話を焼くほうも、焼かれるほうもステキじゃない。

自分のことは自分でやりたいし、やる努力はしようと誓う。

最近は飛行機に乗るときの手続きをすっかりキーthに甘えていたので、この飛行機が別になったのはいい勉強になった。

帰って来た！

これこれ！これで帰って来た～と休まる。

長いフライト