http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120130-00000076-mai-spo


 国民体育大会冬季大会スケート、アイスホッケー競技会第4日は30日、岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場などで行われ、フィギュアの成年男子はショートプログラム(SP)1位の小塚崇彦(愛知・トヨタ自動車)がフリーでも1位となり、合計249.82点で優勝した。成年女子のSPは、鈴木明子(愛知・邦和スポーツランド)が67.02点でトップに立った。


 ◇4回転ジャンプに2回成功…小塚


 小塚がフリーで大技の4回転ジャンプに2回挑戦し、どちらも着氷した。


 冒頭の4回転トーループ、続く4回転-3回転の連続ジャンプ。どちらも4回転は回転不足と認定され、連続ジャンプの後半は2回転止まり。だが、小塚は「僕の中では跳べていた。着氷はしているから、これを自信にしたい」と前向きだ。


 4大陸選手権に出場しない小塚にとって、地元・愛知でフィギュアが開催される国体は、3月下旬に開幕する世界選手権に向け、腕試しができる貴重な大会。だからこそ、4回転をSPで1回、フリーで2回入れることが最大のテーマだった。


 危機感があった。昨年の世界選手権で銀メダルを獲得したが、「世界は4回転を2、3回跳ばないといけない域にきている」とも感じていた。今月から、フリーで4回転を2回跳ぶ構成に変えた。


 「持ち球が増えた」と小塚。4回転成功までは至らなかったが、自信という大きな武器を手にしたことは間違いない。
【安田光高】




小塚、果敢に4回転=世界見据えて挑戦―スケート国体


http://www.jsports.co.jp/press/news/article/R1201302108F43306.html


 世界の舞台で勝負する小塚が、地元開催の国体で確かな手応えをつかんだ。フィギュアスケートの成年男子フリー。冒頭に4回転トーループ、さらに同じ4回転―2回転の連続ジャンプを跳び、どちらも着氷した。ただし、判定は「回転不足」。それでも本人は「2度着氷できたのは事実。持ち球がまた一つ増え、うれしい」とうなずいた。
 前日のSPでも4回転に挑んで転倒。フリーでは約2カ月後の世界選手権(フランス・ニース)を想定し、数週間前に即興で作ったばかりのプログラムを試したという。
 後半は疲れからサルコウが1回転になるなど細かいミスが出たが、「試合で4回転を2回入れられたことは収穫。練習でできても、本番で簡単にできることじゃないから」と自信を深めた。
 2月に渡米し、4回転ジャンプを2度取り入れたプログラムを構成し直して、体力面の強化に努める。「SPで1回、フリーでは最低でも1回、4回転を跳ばないと世界では通用しない」。昨季世界選手権銀メダリストの向上心は尽きない。





回転不足でも試合で2回着氷したことは大きいとおもう。
ワールドではぜひ成功を!!