(動画はYouTubeさんよりお借りしています)

先週末、青森県で開かれた全日本ジュニア選手権。

まずは今シーズン、ジュニアに上がった宇野昌磨選手。
実は大会初日に、スケート靴にアクシデントが発生。
急遽修理して、フリーに臨みました。
そんなハンデを感じさせない演技。
負担がかかるステップもしっかりこなし、5位の成績を収めました。
        
木原選手は、これが最後のジュニア選手権。
大会前『内容的に去年の自分に負けたくない』と語っていました。
持ち味の、高く大きなジャンプを見事に決めます。
表現力にも、大人らしさが。
力のこもった演技で、3位と表彰台をゲットしました。

最後は、先週チュッキョ・フィギュアに出演してくれた日野龍樹選手。

本田 ズバリ!全日本ジュニアで目指す順位は?
日野 最低でも、5位以内に入りたいです。
本田 謙虚ですね。
日野 僕は順位よりも、自分のベストを尽くす事が出来たら満足なので。

まずは初日のショートプログラム。  
得意のトリプルアクセルで転倒。
その後立て直したものの、6位と厳しい順位に。

日野 最初が悔しいですね。他は良かったと思うのですが。
   最初だけが悔しいですね。

翌日のフリー。
冒頭のトリプルアクセルからの連続ジャンプを、見事成功。
そこから勢いに乗った日野選手。
得意のスピンでも、高い評価を得ます。
疲れが出る後半のトリプルアクセルも、しっかり着氷。
ショートでの出遅れを一気に挽回し、5人をごぼう抜きして
今年の全日本ジュニアの頂点に立ちました。

日野 何位になってもいいから全部出し切って、
出し切ったらどんなに失敗しても後悔なく終われるだろうと思って、
思い切ってベストを尽くしました。

力を出し切っての優勝、おめでとうございます!



本田キャスターの取材日記

ショート6位から、見事、逆転優勝した日野龍樹選手。
先週のインタビューでの「順位よりも自分のベストを出したい」という言葉通り、
フリーでは、力を出し切った演技を見せてくれましたね。
圧巻だったのは、トリプルアクセルと3回転トゥーループの連続ジャンプ!!
その他のジャンプも素晴らしく、演技後は自信がみなぎっているようでした。

3位で表彰台に輝いた木原龍一選手とは、いいライバルとして競い合っています。
昨シーズンは木原選手にとって“刺激的なシーズンだった”と教えてくれましたが、
日野選手にとって今シーズンは、数々の海外大会も経験し“成長の年”となりそうですね。
このあとは12月8日からカナダで開催される“ジュニアグランプリファイナル”での活躍も期待しています。

さらに8位と健闘した橋爪峻也選手も、二人と同じリンクで練習している仲間です。
同世代の選手たちが、同じ環境で切磋琢磨し、共に成長して行くといいですね!!
頑張れ!名古屋の男子選手!! 

龍樹くん、優勝おめでとうブーケ1