http://www.nhk.or.jp/sports/figure/entries/entries0.html


Tomas VERNER(CZE)

生年月日:1986年6月3日 25歳
身長:180㎝



Samuel CONTESTI(ITA)

生年月日:1983年3月4日 28歳
身長:181㎝



Takahiko KOZUKA(JPN)

生年月日:1989年2月27日 22歳
身長:170㎝




Daisuke TAKAHASHI(JPN)

生年月日:1986年3月16日 25歳
身長:165㎝



Tatsuki MACHIDA(JPN)

生年月日:1990年3月9日 21歳
身長:162㎝



Konstantin MENSHOV(RUS)

生年月日:1983年2月23日(28歳)
身長:165cm



Armin MAHBANOOZADEH(USA)

生年月日:1991年8月15日(20歳)
身長:170cm



Ross MINER(USA)

生年月日:1991年1月24日(20歳)
身長:175㎝



Brandon MROZ(USA)

生年月日:1990年12月22日(20歳)
身長:178㎝



大会のみどころ  NHK杯解説者:本田武史さん


http://www.nhk.or.jp/sports/figure/column/column0.html


今年のNHK杯は今年からシニアデビューの選手もいまして、若い選手たちの成長がすばらしいです。その選手たちの演技にも注目したいと思いますが、ベテラン選手達の演技も楽しみです。


高橋選手は昨シーズン満足のいく結果ではありませんでしたが、今シーズンは結果よりも、彼が望んでいる演技をして欲しいと思います。
フリープログラムは4分半の中でジャンプやスピンをやりながらもその曲を表現しなければなりませんので、選手たちは曲でメリハリをつけたりしています。
途中にスローを入れて、1度気持ちを落ち着かせたり、休む場所を作ったりと。
しかし、今年の高橋選手のプログラムの曲は「ブルース」で、ずっと同じテンポです。
これまではストーリー性のあるプログラムが多かったのですが、音を表現するプログラムになっています。
これをよく見せるためには1つ1つの動きも必要ですし、ジャンプを入れながらも流れが途切れないようにするなど、動きでメリハリをつけてプログラムをやらなければいけない。
これは本当に難しいことなのです。
完成されたものが見られたら、本当にすばらしいプログラムですので、NHK杯までの1ヶ月で滑り込んで、仕上げて欲しいと思います。


小塚選手は昨シーズン、世界選手権で銀メダルをとって、メダリストして迎えるシーズンですから、世界選手権メダリストとしてのプレッシャーもあると思います。
しかし今年の小塚選手は本調子ではなくても、プログラムをこなす安定感があります。

基礎的なスケートが非常に上手な選手ですので、今シーズンのプログラムもそれをうまく生かしたプログラムになっています。
フリーではアニメの「風の谷のナウシカ」の曲を使うのですが、難しい曲、音の表現もあると思うのですが、表現力に関しても昨シーズンより良くなっていますし、動きが大きく見えるようになっています。
ジャンプも安定感があり、総合的にレベルアップしています。
世界選手権で素晴しい演技が出来たので、それが自信になっていると思いますね。

外国勢で注目しているのがアメリカの選手。ジャンプだけでなく、スピン、ステップなど力をつけてきて、しっかり点数をとってきます。今回どういう演技をするかも見どころです。
アメリカのブランドン・ムロズは4回転を練習で4種類、成功させている選手で、この選手がどの4回転を入れてくるのかというのも楽しみです。先日、ムロズのコーチが、試合で4回転ルッツが入ったのだよと言っていました。4回転ルッツを成功させれば13~14点くらい取れるので、技術点の方ではかなり点数を取ってくるのではないかと思います。

昨シーズンの世界選手権で4回転を成功させる選手が増えました。男子は4回転を飛んでくるというのが、流れになってきています。しかし、4回転だけではなく、ほかの要素でも点数をとらないと勝てないのが今のシステムですから、そういったところをファンの方々には見て欲しいと思います。


町田選手は9月にけがをしたようですが、そこまで悪いけがではないと聞いています。今シーズンからアメリカでトレーニングをしていまして、スケート自体が1回り2回り大きくなった選手なので、彼も本当に楽しみな選手ですね。
彼のジャンプは勢いもあり、毎年いろんな選手のいい所を盗んで、日に日によくなっているというのもあります。
「これが樹だな」というスケートを楽しんでやって欲しいと思います。

今年のNHK杯はグランプリシリーズの第4戦で、これがシーズン初戦の選手もいますし、2戦目の選手もいます。
初戦の選手にとっては、今シーズンの自分の演技がどういう評価をもらえるか確かめる場であり、2戦目で迎える選手にとっては1戦目を終えて、要素のレベルを上げるなどプログラムの修正を加えたり、より完成度の高いプログラムに仕上げて臨むことになります。
そこがグランプリシリーズのおもしろさだと思いますね。
札幌でのNHK杯の開催は僕が2位に入った平成10年以来です。
NHK杯のよいところは全国各地で世界のトップレベルの演技が見られることだと思うので、多くのファンが集まってくれたらなと思いますね。

今年3月に東日本大震災が起きました。
僕が育った福島県や高校時代を過ごした宮城県は復興してきていますが、今でも大変な状況です。
僕たちスケーターの出来ることは、スケートを通して、頑張っている姿を見てもらうことで、勇気づけたり、元気づけたりすることだと思っています。

選手たちには満足のいく演技をして欲しいと思います。