(動画はYouTubeさんよりお借りしています)


ロシアにやって来ました。
過去、ロシアのフィギュアスケートは世界を引っ張ってきました。
そして3年後、このロシアのソチで行われるオリンピックに向けて、
新星のスケーターも育ってきているそうです。
今回は、ロシアのスケート事情を取材してきます!

本田 まず向かったのが、ロシアで珍しい
  国立のフィギュアスケーター専門の育成施設。
ここには3つのリンクがあり、約1000人のスケーターが
将来のオリンピック選手を夢見て練習に励んでいます。
金メダリストのアレクセイ ヤグディンやエフゲニー プルシェンコも、
ここの出身だそうです。

髙橋 国を挙げて取り組んでいるんですね

本田 リンクだけでなく、体育館やバレエのレッスンスタジオもあり、
この日は、子供たちが練習していました。
    更に医療センターや、練習後に体をほぐす為の体操用プールまであるんです。
 
髙橋 すごく充実していますね!
        
本田 ここで、素敵な人に出会いました。
    2011世界選手権4位。アレーナ・レオノワ選手です。
    ここで練習している彼女が、入賞の報告に来ていたんです。

本田 続いて、モスクワのスケート事情を探りました。
    ここは、若者に人気のアルバート通りです。
    ストリートミュージシャンがパフォーマンスを披露していて、
    フィギュアスケートに欠かせない芸術の香りが漂っていました。
    モスクワ市民にとってスケートとは…。

モスクワの観光名所のひとつ「赤の広場」にやって来ました!
実は冬になるとこの広場の半分位が、スケートリンクに変わるそうなんです。

髙橋 赤の広場といえば、モスクワの象徴ですよね。
   
本田 そうなんです。
    冬の間はこのように、立派なリンクに大変身!
    日常生活の楽しみとして、スケートがあるんです。
     
髙橋 日本だと、ボーリングやカラオケのような感覚ですね

本田 そうかもしてないですね。さらに…

こちらはモスクワ市内にある大きな百貨店です。  
中には、様々なお店が入っています。
なんとこちらには、スケートリンクがあるんです!!

髙橋 デパートにリンクですか!?

本田 そうなんです。他にもスーパーマーケットなどにもありました。
   暮らしとスケートが、しっかりと結びついていて、
    スケート大国ロシアの秘密が分かったような気がしました。



本田キャスターの取材日記


「チュッキョ♡フィギュア」を2週お休みして、
フィギュアスケート大国・ロシアのスケート事情を見てきました。

バレエ・オペラ・絵画など芸術文化の宝庫であるロシア。
街を歩いていても芸術を感じるところが多く、この土壌だからこそ
フィギュアスケートも発展していったことが良く分かります。
そして、寒い国だからこそできる“生活と密着したスケート”
冬にはあちらこちらにリンクが作られ、2年前までは凍ったモスクワ川を
スケートで渡っていたそうです。
(最近は、観光船が運行するようになり氷が割れてしまうので、
スケートはできなくなったそう・・・)

そして「フィギュアスケーター育成施設」の充実に驚きました。
モスクワには、アイスホッケーなどいくつかのスポーツと併用した施設が
約20ヶ所もあるそうで、私が向かったサンクトペテルブルクのこの施設は
“フィギュアスケート専門”でした。
バレエレッスンのためには専門コーチ、医療センターにはドクター、
陸上のトレーニングコーチもいて、さらに食堂メニューは、
健康管理の計算がなされています。施設の総スタッフは約190人!!!

このような国家の支援と施設の努力が、
長年に渡ってロシアがスケート大国として君臨している理由なんでしょうね。
ここからは、アレーナ・レオノワ選手やアルトゥール・ガチンスキー選手などの
若手がソチ五輪に向けて急成長中☆日本のライバルとして、目が離せません☆

http://www.ctv.co.jp/straight/1105251155/figure.html