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 日本スケート連盟は16日、都内で理事会を開き、21日からの開催を断念したフィギュアスケート世界選手権について、今秋の代替開催を検討することを決めた。

 同理事会では、世界選手権だけでなく、来月15日から横浜で行われる予定だった国別対抗も開催が困難であることを国際スケート連盟(ISU)側に正式に通達することを決定。その上で、前夜、ISU側から「9月か10月前半までの時期に日本国内での代替開催が可能か」という問い合わせ文書が来たため討議し、開催を検討することとした。

 橋本聖子会長は会場の確保ができるかどうか至急確認するとした上で「(ISUの)チンクアンタ会長は日本に安全宣言が出てから(準備期間に)5カ月必要としている」とも話し、代替開催の可否は「今月いっぱいか、4月上旬までに」最終決定するとした。

 実施される場合は、今回のエントリー選手が出場する予定。伊東秀仁フィギュア部長は「来季のプログラムで、ということになると思う。選手には早めに準備を始めてもらうことになる」と話した。