【フィギュアスケート】世界選手権、五輪メダリストの出欠予定


今年で第100回大会を迎えるフィギュアスケート世界選手権。記念すべき大イベントの会場となるのは、4年前に冬季五輪でにぎわったイタリアのトリノです。もちろん今シーズン最後の戦いが繰り広げられるのは、荒川静香が日本人スケーターとして史上初の金メダルを手に入れたパラヴェーラ競技場の氷の上!トリノには世界53カ国から、220人のスケーターが集結するのですが、ファンたちが気になるのはやはり220人の顔ぶれじゃないでしょうか。特にバンクーバー五輪のメダリストたちの動向は??


以下は3月14日現在のメダリスト出欠表。左からバンクーバーの金→銀→銅の順です。


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女子 キム・ヨナ○、浅田真央○、ロシェット×
男子 ライサチェク×、プルシェンコ○、高橋大輔○
ペア シェン&ツアォ×、パン&トン○、サフチェンコ&ゾルコーヴィ○
アイスダンス ヴァーチュ&モイア○、デイヴィス&ホワイト○、ドムニナ&シャバリン×


ところで、残念ながら世界選手権欠席組の中にスイスのステファン・ランビエールの名前がありました。五輪直後には「今後どうするかはまだはっきりとは決めていない」と言っていましたが、結局は今月半ばに競技生活から引退してしまったんですね。……確かに多くのファンが引退を予想していたかもしれません。ただし2008年10月に1度目の引退を決意したときは記者会見で別れを告げたのに、今回2回目は無言のサヨナラでした。ISU国際スケート連盟から、ランビエールのライセンスが剥奪されたことが事務的に発表されただけ。


「なにも毎回しっかり幕を下ろす必要はないんだよ。また2年後に何が起こってもいいように、幕は開けておこう」


とは代理人のコメント。つまり、また競技に戻ってくる可能性も残しつつ……というつもりのようです。というのはランビエールが引退に踏み切った直接の原因とは、アメリカのTV局ABCが企画するフィギュアスケート番組「Thin Ice」。過去の名選手たちが男女ペアを組み、賞金総額22万ドルをめぐって競い合うという、プロスケートショーと競技会の両要素を兼ね備えた大会です。ランビエールは今番組と2シーズンの出演契約を交わしており、自動的にISU脱退(→プロ転向)という流れになったとのこと。


地元スイスは予想していたとはいえ、動揺を隠せない様子です。なにしろ女子サラ・マイヤーも引退をほのめかしていますし。しかも来年2011年はスイス・ベルンで欧州選手権が開催されるというのに、地元勢の活躍がまったく期待できない現状ですからね。


ちなみにランビエールの第1回目出演は、ABCで3月19日~21日に放送されるとのこと。なんとペアの相手は、荒川静香さん!もしもベストカップルに選ばれると、6万ドルの賞金が手に入ります。


宮本 あさか 03月15日18:18