久々に実家に行った。孫(私の娘。2歳)に会うと、爺さんも婆さん(私の両親)も嬉しそうだ。
娘をあやしている父を見て、こんな裏声がでるのかとびっくりした。
私にとって父とは、とにかく怖い存在だった。
厳格で乱れた所を全く見た事が無い。そして、生まれて40年間、一度も褒められた記憶が無い。
小学生の頃、先生に「今回は頑張ったね」と褒められた通信簿(小学生のときは比較的成績は良かった)を得意げに父に見せた時、図画工作だけが「2」だった事で激しく怒られたり、まあそんな事ばかりだった。
小学校2年生で父の影響で柔道を始めてからは、益々怖くなった。なぜなら、明確に父と自分を測るモノサシが出来てしまったから。よって反抗期なんて来るはずが無い。勝てないという事が判っているのだから、反抗など出来るはずがない。
今思い出した。中学生の頃クラスの女の子が「クラスの男の子ランキング」をしたことがあり、私が8位だった。(ちょうど真ん中へん)ついていたコメントが「まじめ一筋」(笑)
話はそれたが、最近自分の子供を相手している時、ふと思うことがある。
遊んでいる時、自然に子供を可愛いと思う。そして自然に笑顔になり、やさしい言葉をかけている。そんな時に、父も恐らく私と同じように接していたのだろうというのがなんとなく判るのだ。
そして、明確な記憶ではないが、なんとなくそんな事が会った様な、いや、確かにあった気がするのだ。
子供を怒るとき、泣いている姿が逆に可愛く思えて笑ってしまいそうになる時がある。しかしそういう訳にもいかないので堪えて怖い顔をする。そんな時にも気付かされたりする。
そしてよくよく考えると、小さい時にキャッチボールをしたり、幼稚園や小学校の運動会で常に活躍した父を誇りに思ったりした事を思い出した。
お父さん優しかったな、と今になって気付いた。
でも会うと未だに「お前は全くだめだ。」と言われるのだが。