今月、夜の箱根路を歩いていると猪に出くわした。

 

 

その場所は、ちょうど4年前に子供の猪と出会った場所でです。

 

その時、撮った動画が下のもの。

 

 

私は、「猪が向かって来たらどうしよう・・・。」と内心不安でしたが、もしかすると4年前に出会った子供の猪ではないかと思い、猪に「お前か?」と声を掛けました。

 

するとその猪は私の方を向き、「ブーッ」と言って尻尾を振りながらうなずいたのです。

 

やっぱり、お前はあの時の・・・。

 

 

私はドングリを食べている猪に「大きくなったなぁ」と更に声を掛けると、猪は私をチラチラと見ながら、安心した様子でドングリを食べているのです。

 

そしてドングリを食べながら、少しずつ私の方へと歩み寄ってくるので、猪に「俺も内心は怖いんだよ」と声を掛けました。

 

すると、猪は寂しそうな眼差しで私を見ると、ゆっくり反転して茂みに向かっていきました。

 

 

私はその猪の後ろ姿にに向かって「罠にかからないように気をつけろよ」と声を掛けると、「ブーッ」と返事をして尻尾を振りながら茂みの奥へと姿を消したのです。

 

猪に出くわすとやっぱり怖いと感じますが、何故かあの猪は可愛く思えます。

 

しかし、可愛いと思っても、所詮は野生の動物です。

 

野生動物である以上、むやみにエサを与えてはならないのがルールです。

 

これから寒くなる季節なので、食べ物も少なくなるでしょうから少し心配です。

 

でも、再び元気な姿を見せてくれたら嬉しいと思います。

 

 

さて、話は変わり、今月初旬、会社行事関連で再び長野県に行ってきましたが、諏訪市は1年ぶりになります。

 

 

会社行事といっても、昼食会に顔を出しただけですが、その時間までの間で諏訪大社・本宮に参拝をしてきました。

 

 

諏訪大社には、「御頭際」という奇祭があります。

 

 

この「御頭際」は諏訪の御神体とする守屋モリヤ)山に対するお祭りで、ユダヤ教に由来するといわれる祭事です。

 

 

その守屋(モリヤ)山は、ユダヤ人の国イスラエルの首都エルサレムにある山を指し、旧約聖書にも登場するとのこと。

 

旧約聖書(創世記22章2節)によれば、以下の内容が記されているそうです。

 

 

神は命じられた。

 

「あなたの息子、あなたの愛する独り子イサクを連れて、モリヤの地に行きなさい。」

 

「わたしが命じる山の一つに登り、彼を焼き尽し捧げ物としなさい。」

 

すると神の忠実な僕(しもべ)であったアブラハムは、一人息子のイサクを伴ってモリヤの山に行き、イサクを縛って刃物を振り上げ、その子を殺そうとしました。

 

 

その時、「アブラハムよ、わらべに手をかけてはいけない。」

 

「あなたの子、あなたのひとりの子をさえ、わたしのために惜しまないことで、あなたが神を畏れる人であることをわたしは今知りました。」と天から主の使いが彼に言ったのです。

 

アブラハムが気付くと、そこに角を藪に引っ掛けている山羊がいました。

 

アブラハムは、息子イサクの代わりにそこにいた雄の山羊を燔祭として神に捧げることができたのです。

 

とあり、諏訪大社の「御頭際」の祭式も、旧約聖書と同じような内容を持っています。

 

 

諏訪大社の「御頭祭」(ミサクチ祭り)と言われ、毎年四月十五日に行われているそうです。

 

 

 

そしてこの祭りの内容は、少年を柱に縄で縛り、神官が小刀で少年を切りつけようとすると、使者が現れて神官の行為を止めて、少年は解き放ち、命を救う代わりに鹿の頭を燔祭として捧げ、その首を神殿に供えるというもだそうです。

 

 

その「御頭祭」は、別名を「ミサクチ祭り」と言い、「ミサクチ」という意味は、ヘブライ語で、「ミ・イツハク」と読むことができ、「イサクから」とか「イサク由来の」という意味にとれるとトケイヤー氏(ユダヤ教のラビ)は説います。

 

諏訪には山羊がいなかったので、代わりに鹿が捧げられたそうです。

 

 

他にも日本の神社にみられる様式は、古代イスラエル神殿が木造建築であり、建築後に賽銭箱が備えられる他に幕屋の神殿の内部は赤色に塗られていたことにも類似しています。

 

更に、「鳥居」(トリイ)は、ヘブライ語で「門」という意味をもつなど、共通性がみられるのです。

 

このようなことから、今から2700年前に日本に失われた十支族といわれるユダヤ系の人々が渡来してきたと考えられているのです。

 

日本に古くから妖怪としても登場する天狗の容姿は、このユダヤ系の人々を表しているのかも。


 

諏訪の地は、古代日本に住み着いたユダヤ人がエルサレムの地を想い、そこにあった山をモリヤ(守屋)山と名付けたとも言われています。

 

それに関連して、現代でもイスラエルの大使が駐日大使として就任すると真っ先に訪れる場所が長野県諏訪市ということも興味深いところです。

 

 

そこで思うのは、私の母が幼少期に祖父から教わった正月三が日の習わしです。

 

その習わしとは、阿部家に代々伝わるもので、正月三が日に自宅屋根の周囲にカラスが舞うのを嫌い、カラスが近づくと「やーほえー、やーほえー」と大声を発して追い払うというものです。

 

母いわく、この「やーほえー、やーほえー」の掛け声の意味は分からないということですが、私にはヘブライ語の「ヤハウェ」に音が似ているように思えます。

 

ヤハウェとは、旧約聖書における唯一神であり、聖書の中でイエスが「」と呼んだ神だそうです。

 

ヘブライ語を調べると、日本語の由来の大半がヘブライ語から由来していることがわかり、阿部(安倍)家も何らかの縁があるように思えます。

 

 

諏訪大社・本宮へ参拝に行くと、境内に土俵があり、さらに先日私が長野県大町市に宿泊した時の部屋の名であった相撲力士の雷電の像も祀られていました。

 

 

神事である相撲は、ヤコブと天使の格闘に由来すると主張されているそうです。

 

ヤコブは天使との格闘に勝ったことで、神の使いとしての権限を与えられたとのこと。

 

神道相撲の由来は、『古事記』のタケミカズチタケミナカタの力競べにあるとされ、これによって国譲りが確定し、ニニギに地上の支配権が与えられたと語られています。

 

そして相撲で用いられている用語も、ヘブライ語から来ているそうです。

 

例えば、相撲での掛け声の「ハッケ・ヨイ」(HKH・IHI)は、ヘブライ語で「投げうて」という意味を持ち、また「ノコッタ」(NKIT)は、「征服した」と意味になるそうですよ。

 

ヘブライ語を調べるともっと面白いことがわかるかも・・・。

 

 

諏訪大社・本宮で御朱印を頂いた後は、本宮の近隣にある神長官守矢史料館に向かい、「御頭際」に関する資料も観てくることができました。

 

 

阿部(安倍)氏を調べると、何故か「鹿」と結びついてきます。

 

(仁科神社(阿部神社)で出会ったニホンカモシカ)

 

宮崎駿監督作品の「もののけ姫」に登場する鹿

 

あのアニメ映画の舞台は長野県だったりして・・・。

 

 

私の母方の阿部家のルーツを調べれば調べる程に日本古代史へと私を誘うのです。

 

 

ことを隠すのは神の誉れ。  ことを極めるのは王の誉れ。

                         (旧約聖書25章2節)