ずいぶん前から、少しだけ「若者」と呼ばれる世代から遠ざかった世代の方々から、AIは怖い、コロナ後の世界が不安、という素朴で切実な言葉が飛びかい始めた。様々な記事やテレビを見ても、専門的な用語が飛びかい、本当のところ、何が何だかよくわからないからこそ、漠然と不安と恐怖が蓄積していく。そんな中、オードリータン氏のこの言葉をお送りしたい。「もし穴があるのに気づいたら、それを発信して解決策を見つけましょう。今までの社会で当たり前だったことに囚われず、社会は自分が変えるものだと思って行動しましょう。私達が今やるべきなのは、将来の世代により良い世界を残すことです。ちょくせをな経済成長を残すのではなく、私達皆が地球を楽しみ、幸せに過ごせるように行動しましょう。」という、います。まさに現役真っ只中にいらっしゃる人達へのメッセージ。現役から退いた方々にも響く明るさ、希望。漠然とついていけない何かは、多くの人達がいつかは味わうかもしれない。そんな時に、小難しい言葉を「翻訳」してくれる人がいらっしゃると心が軽くなる。オードリータン氏は、普通の速さで生きている私からは想像もできないくらいの速度で計算し、考え、答えを導き出して、さらに分かりやすい言葉に変換してくれる。時代が代わる時には必ず突出した人が現れるけれど、この人、オードリータンさんがそうなのかな、と思った。国策としてのシンクタンクでないのが素敵。だから、国境を感じない。日本の若者をはじめ、オードリータンさんに呼応して、どんどん新しい事が産まれてる。どこかで未来に繋がる希望が持てるって、誰しもが心の中に欲しがってる大事な物。この先、お年寄りや不自由な生活をしていた人々が、オードリータン氏事は知らないけど、住みやすい世の中だと自然に思える時代に繋がり始める、ワクワク感。