「このお腹の脂肪、なくなってほしい!」
「二の腕をスッキリさせたい!」
そう思ってピラティスに励んでいる方
たくさんいらっしゃると思います。
でも、頑張って燃やしたその脂肪が
最終的にどこへ行くのかご存知ですか?
実は、脂肪は汗だけで消えていくわけではないんです。
今回は、そんな 脂肪の行方 を通して、
より効率的に理想の身体に近づくためのヒントをお届けします◎
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脂肪は「エネルギーの貯金箱」
私たちの体はとても賢くできています。
食事で余ったエネルギーは、
いざという時のために「中性脂肪」として脂肪細胞に蓄えます。
これが、私たちが「脂肪」と呼んでいるものです。
そして、ピラティスのような運動で
消費エネルギーが摂取エネルギーを上回ると
体は蓄えていた脂肪を「燃料」として使い始めます。
脂肪はまず「脂肪酸」と「グリセロール」に分解されて
血液中に放出され、
エネルギーを必要としている筋肉細胞へと運ばれていきます。
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脂肪の最終的な出口は…?
筋肉細胞で酸素と一緒に燃やされた脂肪は、
体を動かすエネルギーに変換されます。
そしてその最終的な代謝物は、
なんと「二酸化炭素」と「水」なんです。
二酸化炭素 (約8割)
燃えた脂肪の大部分は二酸化炭素に変わり、
呼吸、つまり「息を吐くこと」で体の外へ。
水 (約2割)
残りの脂肪は水に変わり、汗や尿として排出されます。
つまり、頑張って動いて燃やした脂肪のほとんどは
「フゥーッ」と吐く息と一緒に、
体の外に出ていってくれているのです。
「呼吸が深いほど、脂肪を外に出す力が高まる」
そう考えると、呼吸ってすごいですよね🌿
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脂肪を吐き出す呼吸を習慣に
日常生活の中でも、
私たちは思っている以上に呼吸が浅くなりがちです。
デスクワークやスマホ姿勢、ストレスなどで胸が縮こまり、
酸素が体のすみずみまで届きにくくなることも。
ピラティスでは、呼吸を意識しながら動くことで、
代謝を高め、インナーマッスルを目覚めさせることができます。
︎︎︎︎︎︎🌼 深い胸式呼吸で代謝アップ
🌼 お腹の奥から息を吐くことで体幹が安定
🌼 背骨や肋骨がしなやかに動き、血流もスムーズに
呼吸に意識を向けるたびに、体の中で“循環”が生まれ
脂肪を外に出すスイッチが自然と入っていくのです◎
脂肪はただ汗で流れて消えるのではなく、
私たちの呼吸や身体の活動によって、
エネルギーに変わり、息として排出されていきます。
だからこそ、
「もっと頑張らなきゃ」ではなく
「もっとやさしく息をしよう」
その一呼吸が、理想の体への第一歩です🕊

