【演劇まとめ②】
前回までのあらすじ
僕の名前は鬼龍院翔
地声がデスボイスなので入学初日に担任(樽美酒)と同級生(歌広場)に笑われてる所を喜矢武君に助けられて以来、3年間片思いしてる
この関係を打破する為に地声で告白してみた
全部聞き間違いられて人として軽蔑されてしまった
ショックで寝込んだ鬼龍院が出した答えとは…
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───────ショックのあまり一週間寝込んだ末に僕は決意した
そもそもみたいな僕みたいな人間が喜矢武君みたいな人気者に話しかけてもらっていたこと自体がおかしくて、 僕みたいなモンスターがまともに高校へ通おうと思っていたこと自体が違いだったのだ。 そんな簡単であたり前な事実に気づいた僕は学校をやめる決意を固めて、先生に報告しに行った
―――
教室のドアを開こうとすると、中から話し声が聞こえ、そっと気配を消す鬼龍院
樽美酒先生、暴走して歌広場のケツを揉む、そしてお姫様抱っこ(したりしなかったり)
何も見てないふうを装い教室のドアを開ける
質問に答えようとするも声を出そうか迷っている
あー、話さなくていい!大丈夫だよ
君の声を笑ってしまったことは本当に反省している、申し訳なかった
ところで、なんで学校を辞めようと思うんだ?良かったら先生に聞かせてほしい
声の事で笑ってしまった事の罪滅ぼしとして、少しは教師らしい事をさせてほしい
(失恋したんです)
(はいしましたでも声のせいで上手く伝わらなくてそれどころか 悪口を言ったと思われてしまって絶交されてしまいました)
(失恋ですよだって可能性 1%も残ってない)
(もうつかれたこれ以上傷つきたくない)
そうか、今で十分傷ついてるんだもんな、これ以上傷つくなんて考えられないか
無理を言って悪かった。
〇〇ないなら、辞めて休む選択肢もありだろう。でも、告白したくなるくらい好きな人に巡り会うことができたという事は、決して不幸なことではなく、幸せなことなんだということを忘れてはいけないよ。
そんな気持ちにさせてくれた人に出会えた事を大切に心にしまって生きていきなさい。
最後に、一つだけお節介を
その③へ続く