(朝鮮日報日本語版) 大統領選:投票率89.9%、何が50代を動かしたのか | hid 価格、オデッセイ hid

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12月19日に行われた第18代大統領選挙の出口調査で50代の投票率(テレビ局3社の出口調査の推定値)は89.9%であることが分かった。重い病や海外出張などの事情がある人を除き、それこそ「全員投票」したわけだ。50代の投票者のうち実に62.5%が朴槿恵(パク・クンヘ)氏を支持したことが分かった。専門家たちは「朴槿恵候補が当選できたのは、50代の飛び抜けた投票率のおかげと言っても過言でない」と説明した。

 本紙の取材チームは20日、1953-62年に生まれた53人の50代を対象にインタビューを行った。居住地や職業は違うものの、インタビューに応じた50代は「投票するほかなかった」と口をそろえた。

■「私たちはかわいそうな世代、投票で存在感を表したかった」

 ソウルで投資コンサルティング業を営むホさん(55)は「50代は理念や情緒の面で敏感だ」と話す。ホさんは「私たちの世代は産業化世代の末っ子として、貧しかった国がここまで成長するのに寄与したという自負心と達成感を抱いている。野党は、民主化世代をおだてながらも、産業化世代は否定し、ひいては国自体までも否定する意見を展開したため、危機感を感じた」と話す。

 京畿道南揚州に住む会社員のイさん(52)=女性=は「友人たちと集まった席で常に『われわれ50代は本当に存在感がない』といった話が数多く出た」という。「50代は本当にかわいそうな世代だ。50代には何も残っていない。一生懸命に働いたが、手中に残ったものはなく、すずめの涙ほどの資産も子どもたちに全て吸い取られることになるだろう」。イさんは「子どもの世代にとっても、社会で私たち50代はただかわいそうな世代で、老後が最も心配な世代として映っているのではないか。私たちの世代がこうした世代ではないということを投票で証明するために、互いに投票しようと前々から言い聞かせていた」という。

 京畿道安養に住む主婦のチェさん(52)も同様だ。チェさんは「若かったころは必死で働いたが、やがて通貨危機に巻き込まれ、今となっては何も残っていないのが50代だ。若い世代が私たちをないがしろにし、世の中をひっくり返すと主張しているが、これを聞いて頭に来ないわけがない」と語気を荒らげた。「私たちの世代もこの国の発展に十分寄与した世代じゃないのか。どんなに生活が苦しくても、若い世代が望んでいるように世の中をひっくり返してしまうようなことだけはできない。この国を安定して指導できる人を選ばなければならないという思いから、互いに必ず投票しようと励まし合った」。ソウルで飲食店を経営するパクさん(57)=女性=は「こうやってギリギリの生活をしてきたのは何もプライドを捨ててしまったからではない。額に汗して死に物狂いでやってみたわけでもないのに、大企業や財閥のせいにしている姿を見ていてあきれてしまった。必ず投票しなければならないと思った」と話す。
■50代、危機感を投票で解消する

 貿易業に携わるイムさん(56)は50代の投票熱を「危機感」のためだという。イムさんは「若い世代はインターネットで騒ぎ立て、ニュースでも若者の話ばかりが出てくるが、私たちはコンピューターも間違っているのではないかと考える。今50代が主張できる空間がないため、投票でわれわれの意思を表現したまでだ」と話す。「インターネットで飛び交う言葉がまるで世論であるかのように見えるため、そうしたものをうまく扱えない50代は黙って見詰めているほかなかったが、最後にはこうなってしまってはいけないと思うようになった。われわれ50代は、安定した国を望んでいるが、インターネットでは反対の話ばかりが飛び交っているため、必ず投票してやろうと思った」。ソウルで賃貸業を営むキムさん(51)=女性=の話だ。

 中堅企業で取締役を務めるコンさん(52)は「大多数の国民が健全な考えを持っていると信じているが、私が目にするインターネットニュースでは、少数であるにもかかわらず、行き過ぎた主張を展開する人々が世論を主導しているように思えて、投票することにした」という。コンさんは「20、30代がネットを通じて世論をリードするのを見て、われわれ50代も何かしなければならないという危機感に駆られるようになった。50代を古い人間、死んだ人間と考えるのを見て、われわれも『生きている』というのを見せたかった」と熱い思いを語った。

■親の面倒見つつ、子育てに励む世代の憤り

 大邱の広告会社に勤務するクォンさん(50)は「責任感が50代を投票所に導いた」と見る。「20代は自分だけが良ければいいかもしない。ところが50代は現在も見なければならないし、未来も見なければならない。親の面倒や子どもたちの世話までしなければならない。変化は願っているが、紛争にまで発展する変化は願っていない、ただそれだけのことだ。だから互いに投票しようと呼び掛ける文字メッセージも、20代のように楽しい気分で送信するのではなく、自然と悲壮なものになるほかなかった」

 釜山で事業を営むチェさん(53)は「50代ほど政治に関心がある世代はない」と断言する。「若い世代は政治に関心があるようだが、実はよく見れば(政治に対する関心が)ないということが分かる。肌で感じていないためだ。私も40代まではそうだった。当時の政治が間違っていたとしても、一生懸命に働いていたから、これといって受ける打撃も少なかった。ところが50代になってから考え方が変わった。テレビ討論会も必ず見るようになったし、家に届く候補者たちの公約集にもきちんと目を通すようになった。政府の政策一つで私の親や子どもの人生が変わってしまうからだ」
■「子どもを心配するあまりに、子どもと違う選択を」

 子どもの世代(20-30代)を見て投票所に駆け付けたという50代も多かった。慶南のある国営企業に勤めるキムさん(53)は「息子が今回初めて投票することになったが、自分の友人から聞いた話を私にしてくれた。多少深い質問をすると、まともに答えられなかった。10分たつと化けの皮がはがれた。私の息子がこんな考えを持って投票しに行くのかと思うと、父の立場からは当然心配になる。説得しても無駄だから、反対の側に投票するほかなかった」

 「われわれの世代の息子、娘たちは普通、親と支持者が違うのではないか。そうした息子、娘たちを見ながら、われわれの立場からはこれは大変なことになったと思うようになった。社会経験が多い50代の立場からすると、子どもたちの心配をするほかないため、子どもとは反対の立場で集まるようになった。子どもたちのために子どもたちが支持しない候補に票を投じた」。京畿道高揚で中小企業を営むキムさん(51)の話だ。

 「息子と話すと、20代も私たちのように政治に関心が多いということが分かった。ところが、その関心というのは結局インターネットに出回っているありとあらゆるうわさに耳を傾けたものにすぎなかった。息子のためにも私が下した判断を投票で実行したまでだ」。釜山で会社勤めをするアンさん(58)の話だ。

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