長男がお腹に出来たときは嬉しかったけど、いざ出産間近になるとドキドキして、分娩室では恐怖しかなかった。


脳内ではドヴォルザークのチェロ協奏曲やチャイコフスキーのバイオリン協奏曲がガンガン鳴り響いていたビックリマーク


なかなか産まれなくて、一晩中、分娩台で眠れぬ夜を過ごした。しかも、左向きのまま、寝返り打つなと医者に釘を刺されて、肩が痛い痛い。右向きで寝る癖のあるわたしには地獄の夜だった。


この子に、海や山、川や空など地球の美しいものをたくさん経験させてあげたい。その思いだけで、いっぱいだった。


翌朝、遅めの午前中にやっと産まれた。


産まれた瞬間は、全身で喜んだ。


でも、だんだんと、

喜び半分、悲しみ半分になってきた。


なぜかって、この社会で生きて行く大変さを考えたら、憂鬱になったから。


こんな世の中に産まれてきて同情したの。憂いた。


そしたら、自分は不眠になり、授乳の恐怖からパニックになってしまった。3時間毎に起きて授乳なんて出来ない、無理無理、わたしには育児なんて到底出来ない。全く自信ない。


産まれてからの1週間、1ヶ月は絶望と恐怖で過ごした。


生後1ヶ月で大きな引っ越しをしたし、クタクタだった。体も上手く動かない。



近所付き合いとか、検診とか、ママ同士の付き合いとか、乳幼児の通う家庭支援センターとか、習い事の教室とか…考えただけでウンザリ、絶望だった。


育児を楽しむというより、既にある社会の「型」にハマらなければならない拒否感の方が強かった。


朝早く起きるとか、定時にどこかへ行くとか、そういうことが大の苦手。


気分次第では、早起きすることもあるが、それは誰かに強制されてではないので、できるし、楽しい。


はぁ〜、自分は、このシステムの中で生きていかねばならんのか…と暗い気持ちで過ごして、周りのママ達を横目で見ては、オドオドしていた。


当時、社会システムというものをはっきり意識していたわけではない。なんとなく、やらされてる感を感じて、どこにも逃げられない雰囲気を感じ取っていた。


だんだんと、この社会が、奴隷として働かされている作られたものだということが分かってきたのだ。コロちゃんをきっかけにねラブラブありがとう、コロちゃんニコニコ


で、話が一気に飛ぶけど、長男も次男もこの社会システムからはみ出ていることを喜ばしく思い、祝福してるデレデレ


発達が凸凹であるという個性は勲章🎖️

学校が疲れる、苦痛である、たまに行きたくなったら行けば良いのだと感じる感性は、超絶敏感だけどまともな感覚なのだ。


学校のスケジュールを確認してみて感じたのは、こんなに激しく詰め込んで、自由な時間がほぼなければ、精神が崩壊してもおかしくない、ということ。


授業を覗いてみたけど、静かにしていなければならない、座ってなければならない、先生の指示通りに動かねばならない、特に理由は説明がなくても規則だから従わなければならない…そりゃ、素直な子であれば嫌になるでしょう🤢


システムからはみ出た子達が増えてきて喜ばしい。どんどん世の中変わっていけば良いのだ。


うちの子は朝寝坊OKだし、好きなときに登校するし、親としても気楽。


将来の不安??

今をしっかり生きていると、

なんとかなるんですよ😆