フィールド・オブ・ドリームス (1989) 米国版4K UHD BD | KITの海外版映画DVD+Blu-ray

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[見所]

野球をテーマにした傑作ファンタジー映画「フィールド・オブ・ドリームス」がついに4K UHD BDとして発売になったので改めてみてみた。

 

生活のために農場主となった男は、不思議な声に従って、農場を潰して野球場を作り、世捨て人となった作家を探し出し、メジャー・リーグで一度もバットを振ることがなかった選手を追いかけることとなる。それは男が捨てたはずの過去を追いかける旅となる。

 

原題:Field of Dreams (1989) 米国版4K UHD BD

アメリカ映画 107分(アメリカ劇場公開:1989.5.5)

邦題:フィールド・オブ・ドリームス(日本劇場公開:1990.3.24)

ドラマ・ファミリー・ファンタジー・スポーツ

 

監督:フィル・アルデン・ロビンソン

脚本:フィル・アルデン・ロビンソン

原作:ウイリアム・パトリック・キンセラ 「シューレス・ジョー Shoeless Joe (1982)」

製作:チャールズ・ゴードン、ローレンス・ゴードン

製作総指揮:ブライアン・E・フランキッシュ

音楽:ジェームズ・ホーナー

撮影:ジョン・リンドリー

編集:イアン・クラッフォード

 

[出演]

ケヴィン・コスナー(レイ・キンセラ、主人公)

エイミー・マディガン(アニー・キンセラ、レイの妻)

ギャビー・ホフマン(カリン・キンセラ、レイの娘)

レイ・リオッタ(シューレス・ジョー・ジャクソン、野球選手)

ジェームズ・アール・ジョーンズ(テレンス・マン、作家)

バート・ランカスター(ムーンライト・グラハム、医師)

ティモシー・バスフィールド(マーク、アニーの兄)

 

[ストーリー]

アイオワ州の田舎に住む36歳になるレイ・キンセラ(ケヴィン・コスナー)は、新米の農場主だった。彼は妻アニー(エイミー・マディガン)と幼い娘カリン(ギャビー・ホフマン)の3人暮らしで、生活に余裕はないものの、幸せな日々を送っていた。レイは野球が大好きで、シカゴ・ホワイトソックスのファンだった。ホワイトソックスの選手の中でも”シューレス”・ジョー・ジャクソンが彼のヒーローだった。1919年のブラックソックス事件で8人のホワイトソックスの選手が八百長をしたとのことで永久追放となるが、ジョー・ジャクソンは金を受け取ったことを認めたものの、彼が八百長をしたという事実は誰も証明できなかかった。それでもジョー・ジャクソンが永久追放となったのは不公平だと思われていた。

 

ある日、広大なトウモロコシ畑のなかでレイは同じ声を何度も聞く。「お前が作れば、彼がやって来る」という囁き声で、その声は妻には聞こえないようだった。何を作るのか分からなかったレイだったが、自宅のすぐそばに野球場があるという幻影を見る。レイは妻アニーに農場の一部を潰して野球場を作ることを相談するが、アニーはそれがレイのが聞いた言葉を叶えるためなら、彼女も応援するという言ってくれる。

 

農場と家の借金を返すのに精一杯だったレイだったが、農場の一部を潰し、野球場を作る。野球場は照明設備付きで、小さなスタンドまで作った。しかし、その後何も起こらず、冬が過ぎて一年経つ。アニーの兄マークはレイの農場が破綻寸前なのを見て、銀行に差し押さえれる前に農場を彼に売り渡すように言ってくるようになる。そんなある夕方、野球場にホワイトソックスの古いユニフォームを着た選手がやって来る。1919年の若々しい”シューレス”・ジョー・ジャクソン(レイ・リオッタ)だった。やがてジョーは、追放となったの頃の7人を連れて野球場にやって来る。彼らは日が暮れるとトウモロコシ畑の中に消えていくのだった。

 

レイは大喜びするが、農場は本当に破綻寸前となる。そんな時レイは再び声を聞く。「彼の痛みを和らげろ」という声だった。誰のことか分からなかったレイだったが、突然それが作家のテレンス・マン(ジェームズ・アール・ジョーンズ)のことだと直感する。テレンス・マンは賛否両論のあった小説「ライ麦畑でつかまえて」の作者だった。彼はペンを折り、世捨て人のように暮らしているのだが、レイはテレンス・マンが野球の大ファンだと言うことを知っていた。金のないレイは車を運転して、はるばるテレンス・マンに会いに行くことにする。

 

[感想]

生活のためにすべての夢を捨ててしまった男が、彼にしか聞こえない声に従って、とんでもない行動に出るという話で、それは男が捨てた夢を取り戻すということに繋がっていく。

 

ブラックソックス事件で永久追放となった人気選手”シューレス”・ジョー・ジャクソンをモチーフにした映画で、最後に本当に痛みを和らげられるのは主人公のレイ・キンセラ。

 

心温まる映画で、この映画を見る度に何か勇気づけれるものがある。

 

[補足]

作家のテレンス・マンは本当はJ・D・サリンジャーのことで、原作では本名で登場している。法的な問題で映画ではテレンス・マンという名前に変えられ、白人から黒人となっているが、ユダヤ教徒というのはそのまま。

 

[お勧め]

生活に疲れた人には是非見て欲しい。

夢を追いかけるのに遅すぎるということはないと思える。

 

英語版予告編: https://www.youtube.com/watch?v=Ut06d4dptWo

 

[ソフト]

米国版4K UHD BD 日本語メニュー、日本語吹替音声、日本語字幕あり

 

画質・音質とも非常に良く、HDR(High Dynamic Range)の効果が素晴らしい。

 

日本版4K UHD BDは2019.8.7発売予定