[見所]
ミッキー・スピレインのハードボイルド小説マイク・ハマー・シリーズ第一作の映画化。
親友ジャックを殺された私立探偵ハマーは、復讐心から殺した相手を探す回るが、殺しにはCIAが絡んでおり、ハマーばかりか、彼の秘書で恋人のヴェルダにも魔の手が伸びる。
原題:I, the Jury (1982) 米国版Blu-ray
アメリカ映画 115分(アメリカ劇場公開:1982.4.22)
邦題:探偵マイク・ハマー 俺が掟だ!(日本劇場公開:1982.5.1)
ジャンル:犯罪、ドラマ、ミステリー、ロマンス、サスペンス
監督:リチャード・T・ヘフロン
脚本:ラリー・コーエン
原作:ミッキー・スピレイン 「裁くのは俺だ I, the Jury (1947)」
製作:ロバート・H・ソロ
製作総指揮:マイケル・レオーネ、アンドリュー・D・T・フェッファー
音楽:ビル・コンティ
撮影:アンドリュー・ラズロ
編集:ガース・クレイヴン
[出演]
アーマンド・アサンテ(マイク・ハマー、私立探偵)
バーバラ・カレラ、(ジャーロット・ベネット、精神分析医)
ローレン・ランドン(ヴェルダ、ハマーの秘書、恋人)
アラン・キング(チャールズ・カレツキー、ギャングのボス)
ジェフリー・ルイス(ジョー・バトラー、ハマーの親友、ロッジのオーナー)
ポール・チェンバース(ポール・ソルビノ刑事)
バリー・シュナイダー(ロメロ大佐)
ジャドソン・スコット(チャールズ・ケンドリック、殺し屋)
フレデリック・ダウンズ(ジャック・ウィリアムス、ハマーの親友、私立探偵)
マリー・マーガレット・アマト(マーナ・ウィリアムス、ジャックの妻)
[ストーリー]
私立探偵のマイク・ハマー(アーマンド・アテンサ)は、戦友で裏社会との繋がりが深いポール・ソルビノ刑事(ポール・チェンバース)より、親友で私立探偵のジャックが殺されたことを知らされる。彼は妻マーナとは別居中で、アパートに帰ったところを何者かに腹を撃たれて殺されたのだった。
戦友でかつ親友のジャックを殺されたハマーは復讐心に燃える。ハマーはジャックの妻マーナを尋ね、ジャックは性的不能になっており、女医のベネット医師のクリニックに治療に通っていたことを教えられる。
ハマーはベネットを訪問して、事情を聞こうとするが、彼女は何も話すことは出来ないと断る。しかし、ハマーはベネットの机の下にあった隠しマイクを見つけるが、そのマイクは政府機関しか使っていないものだった。
ハマーの秘書で恋人でもあるヴェルダ(ローラン・ランドン)は、ジャックの領収書を調べ、彼が山中にあるロッジの行ったことを突き止める。そのロッジはハマーとジャックの戦友バトラー(ジェフリー・ルイス)が経営しているものだった。
ハマーとヴェルダは休暇をかねて水上飛行機でロッジを訪れるが、何者かに尾行される。彼らは2台の車でロッジに繋がる唯一の道を塞ぎ、ハマーたちを待ち構える。ハマーはバトラーが持っていた古いチェロキーで、封鎖を突破する。
[感想]
殺されたジャックは、ベネット医師に性的不能の治療を受けるが、彼は彼女がCIAとの繋がりがあることを知る。CIAは薬物でマインドコントロールをした殺し屋を育て、要人の暗殺をさせていたのだった。殺しは全て性的異常者によるものに見せかけられていた。
そのことに気づいたジャックは大金をせしめようとするが、逆にCIAに殺される。親友のマイク・ハマーはジャックを殺した相手を探し出そうとする。それはもはや捜査ではなく、復讐だった。
ハマーの捜査方法はとにかく荒っぽい。彼の捜査には次々と邪魔が入り、死人が次々と出る。
ストーリーはともかく、美女が次々と出てきて裸になるのに驚く。一部のシーンはいまでもモザイクが掛かりそう。
[補足]
ミッキー・スピレインのハードボイルド小説マイク・ハマー・シリーズの第一作の映画化。
[お勧め]
ハードボイルド好きなら
英語版予告編: https://www.youtube.com/watch?v=p5G-m6lLBLI
[ソフト]
米国版Blu-ray
英語音声、字幕なし
(英語字幕はないが、あまり難しい英語ではないので、大まかなストーリーさえつかんでいれば、問題無く聞き取れる程度)
画質・音質とも非常に良い
日本版DVDが発売されているが、Blu-rayは未発売