原題:Quigley Down Under (1990) 米国版Blu-ray
オーストラリア・アメリカ映画 119分
邦題:ブラッディ・ガン
ジャンル:アクション、冒険、ドラマ、ロマンス、西部劇
監督:サイモン・ウィンサー
脚本:ジョン・ヒル
製作:スタンリー・オトゥール、アレクサンドラ・ローズ、メーガン・ローズ
音楽:ベイジル・ポールドゥリス
撮影:デヴィッド・エグビー
編集:ピーター・バージェス
[出演]
トム・セレック(マシュー・キグリー、カウボーイ、ガンマン)
アラン・リックマン(エリオット・マーストン、牧場主)
ローラ・サン・ジャコモ(クレイジー・コーラ、アメリカ移民)
クリス・ヘイウッド(アシュレイ=ピット少佐)
[ストーリー]
アメリカのカウボーイ、マシュー・キグリー(トム・セレック)は新聞で見つけたオーストラリアの大牧場手エリオット・マーストン(アラン・リックマン)の求人に応じてアメリカからはるばるオーストラリアにやって来る。オーストラリアに着いたキグリーはミナトで若い女性クレイジー・コーラ(ローラ・サン・ジャコモ)がカウボーイの一団に無理矢理馬車に乗せられそうになっているのを見咎め、乱闘となる。
カウボーイたちはマーストンが雇った男たちでキグリーの迎えだということが判り、クレイジー・コーラもマーストンのところに行く途中だった。
牧場に着いたキグリーは射撃の腕を見せるように命じられる。キグリーは専用の弾丸を使用する特別に改造したライフルを持っており、1200ヤード先の目標を簡単に打ち抜いた。しかしキグリーはマーストンが彼の射撃の腕で現地民のアボリジニーの一団を皆殺しにしようと考えていることを知り、コーラを連れて牧場を抜け出す。
[感想]
オーストラリアを舞台にした西部劇で、オーストラリアの砂漠を舞台にインディアンの代わりにアボリジニーが登場するが、話は西部劇そのもので、舞台以外は新鮮さには乏しい。
全体にファンタジー調で、残酷なシーンもあっさりと描かれている。一番の見所は悪役の牧場主マーストンを演じるアラン・リックマン(ダイハードのハンス・グルーバー、ハリー・ポッターのセブルス・スネイブ)の知的な悪役ぶり。
トム・セレックのカウボーイというのも珍しいが、それらしく演じているのはさすが。
[補足]
原題は"Quigley Down Under"で、"down under"は下の方という意味だが、地図上では英国から見た下の方にはオーストラリアがあり、オーストラリアのことを指している。
[お勧め]
オーストラリアを舞台とした正統派西部劇
英語版予告編:
Quigley Down Under (1990) - Official Trailer (HD)
冒頭の遠距離射撃シーン
Quigley Down Under (2/11) Movie CLIP - A Good Shot (1990) HD
[ソフト]
米国版Blu-ray
英語音声、英語字幕
画質・音質とも非常に良い
かつてはVHSが発売されていた
現時点では日本語版DVD等の発売はなく、配信もない