つづきです。

 

松江城から次に向かったのは、一畑電車の松江しんじ湖温泉駅。

一畑電車は宍道湖北岸を走り、松江しんじ湖温泉駅から電鉄出雲または出雲大社駅を結んでいます。

一畑口駅では、平面路線であるにもかかわらずスイッチバックが見れる大変ありがたい路線なのです。

途中の雲州平田駅まで並走することになるので、裏テーマで駅の写真も撮りながらポタろうと思っていました。

駅舎が可愛く、駅名もユニークなものがあるので。

 

途中で変わった橋に出会いました。

橋脚は木造で、なかなかシブイ!

驚いたんは、この橋の上を軽トラが走っていました。

人道橋じゃなかったのね。

 

松江イングリッシュガーデン前駅

イングリッシュガーデンに寄りたかったのですが、現在改修中で入れない。

いつか行ってみたいなぁ~。

懐かしい感じの踏切に萌えます。

 

 

 

 

布崎駅を越えたら、次は雲州平田駅。

この辺りで今夜の宿が取れたらいいな。。。

一応、テント類は一式持っていってるのでキャンプ場でもいいし、目星はつけてるんだけど。。。

その前に腹ごしらえ。

 

前回来て美味しかったお店。

寿し処こいし

LED看板が『開店寿司』になっているお店。

レーンが止まってて中で大将が一所懸命握ってる回転しない回転寿司。「開いてますよ」のまさに開店寿司。

今回、特に美味しかったのが紅えび。

どこが天使なのか分からんけど天使のえび。

調べたらすごいのね。美味しいはずです天使のえび

活けつぶ貝

残念だったのは旬のもさえびが品切れだったこと。

もさえび、好きなんですよ。

写真の通りにお寿司の見て呉は悪いし、大将一人で握ってるんで出てくるのも遅いし、皿の色で値段が違う昔ながらの回転寿司だけど、でも美味しいんですよ。

サビ抜きじゃないところもポイント高い。

食べ物が出てくるのを長時間待つのが嫌いなボクですが、ここは待ってもいいって思うお店。

昼食に1時間以上かけてしまいました。

でも、満足満足。

 

そのあと、雲州平田駅周辺で宿を探すも全滅。

仕方ないので県道184号を南下して、斐伊川を渡るときに見た景色。

 

まだ下流の方に行けそうだなと思い、その先を左折してみました。

交通量少ないし、田園風景が広がっていい感じ。

山陰道の高架も見えだしたのでこの辺を右折して。。。

ん?フェンスがあるぞ。。。

あれはもしかして。。。いや、もしかせんでも滑走路やん。

近くで農作業してる人に聞いてみたら、空港があるからこれより東側は9号に出る道はないと。。。

とりあえず西側に戻って滑走路が切れたところの道を曲がってみました。

すぐに突き当たったので左折してみる。

空港沿いにいい景色が広がっててめっちゃ気持ちいいんですけど。

 

よし、先を急ごう。

そのまま滑走路沿いに走ると宍道湖の堤防に出ました。

これを右に行けば9号に出られるはず。。。

甘かった。その堤防は新建川の堤防につながってて、橋がない。

右に滑走路を見ながら川の堤防を走ります。

後で調べたら、滑走路が切れたところの次の道を曲がれば1㎞ちょっとで9号に出れたのに。。。

滑走路の長さが2000mあるらしいので、このエリアはトータルで8~10kmは余分に走ったことになります。

ま、これもポタリングの醍醐味ということにしておきましょう。

 

9号に出てからはひたすら走るだけ。

気になるところはあったものの、また今度来た時に寄ろうと思うくらい。

でも、来待ストーンは気になりすぎたなぁ~。

スタート地点に戻ったら15時過ぎ。

今回のポタリングはこれで終了です。

 

今回、宍道湖一周のポタリングを計画したのは、前回のリベンジもあるんですけど、一昨年の弾丸ツアーのときにkazuが、

「ここって自転車で回ったら気持ちいいやろなぁ~。」

って言ったので、

「じゃあ、来年のGWに来よか?」

って言ってたんです。

だけど、ボクの周囲でコロナ罹患者が出て去年のGWは来れなくて。彼女とこの景色を見たかったなって思います。

 

宍道湖の感想としては、景色は最高に良かったしアップダウンも少なかったけど、道幅はあまり広くなくて歩道も整備されてない。

何より道路に砂が浮いている箇所が多くてそこは注意が必要。

車が追い越すのを躊躇していて、後方からの視線を感じてしまう。

せっかく良いコンテンツが揃っているのに、道路環境が追いついていない感じがして、そこだけが残念。

でも、また行きたいと思います。

 

着替えを済ませてから東へ向かいます。

黄泉比良坂へ。

ここは古事記に出てくる場所。

イザナギノミコトが、亡くなった妻イザナミノミコトに会いたくて黄泉の国へ行くお話です。その途中のこの世とあの世の境とされているのが黄泉比良坂だとされています。

 

結界が。。。

鬼太郎の妖怪ポストではないです。

柄にもなく手紙を書いてしまいました。

kazuやノリ、Yに届いたらいいな。。。

結界を出たら何か動くものがあったのでそちらを見たら。。。

ツツジにクロアゲハが止まりました。

思わずカメラを向け近づいたのですが、全く逃げる様子がありません。

その時、ファインダー越しに見えた蝶がkazuに思えて。

シャッターを押しても動こうとしないアゲハ蝶。

黒はボクとkazuのテーマカラー。

1分以上見詰めていて。

「kazuか?kazuなんか?」

って言った瞬間、蝶は羽ばたいて真っ直ぐ空に向いて昇って行ってしまいました。

偶然の出来事なんでしょうけど、ここはこの世とあの世の境。

ボクは彼女が会いに来たのだと信じたいです。

 

宿探ししながら松江に戻ります。

やっぱりこっちで泊るからには宍道湖の夕陽も見ておきたいし。

とりあえず、夕陽には間に合いました。

前回はkazuと一緒に見た夕陽。

さきほどのアゲハ蝶の一件もあり、情けないくらい涙が出て、残念な写真しか撮れませんでした。

また半年後くらいに嫁ヶ島に沈む夕陽を撮りに来たいと思います。

その時は、ガッツリ気合い入れていい写真が撮れたらなって思います。

 

今回、母親から念押しの電話が入ってきました。

鳥取で地震があったから、とにかく宿に泊まれと。。。

ちょっと離れたところなら空きもあるはずだからと。。。

「GWだから無理でしょ」そう思いながらも目に入った宿泊施設で車を止めれそうなところを片っ端から当たるも全滅。

そりゃそうでしょ。GWの飛び込みなんて期待できません。

気付けば大田市まで行ってたよ。

大田市って、何もなかったし真っ暗だったし。

しかも標識が不親切で駅がどっちかもわからなくて、久しぶりにナビ使いまいたわ。

さらに余裕で22時回ってるし。

戻る途中の道の駅キララ多岐で1時間くらい仮眠して。

この時間からキャンプ場に行くのは迷惑この上ないので、道の駅湯の川まで戻って、まさかまさかの二日連続で車中泊。

最初から予定していたキャンプ場に行ってたら、最低限手足を伸ばして眠れたのにな。。。

後悔は先に立たず。

 

つづく