明日は仕事を終えてからひーくんと東京へ行ってきます。

 

去年の夏にひーくんと再会する前に、ひーくんはすごい裏切りに合って酷い睡眠障害と精神的起因の摂食障害に。

その間、体を維持するために彼が選んだ物は、昼間は糖分の多いジュース。夜はお酒でした。

当然、体に良いはずがないです。

そんなときに、親友で東京で勤務医(勤務医と言ってもかなりの地位)をされているKさんと大阪環状線でバッタリ再会したそうです。

異変に気付いたKさんに救われたのですが、急性の肝硬変を起こしてて。

7月の末に東京のKさんが勤務する病院で検査をしてもらったそうです。

その結果、痛めた肝臓が初期の肝臓がんを発症してて。

さらに脳の血管にも動脈瘤が…。

そのころのひーくんは、生きる気力すら失ってたそうです。

ひーくんの性格を熟知しているKさんが、なんとか手術を受けさせてくれて。

その手術は、私と再会して10日ほど経った頃だったんですけど、夏休みを利用して会社にも知らせずにって。

弱いところを見せたり、近しい人に心配をかけたがらないひーくんらしい選択でした。

幸いなことに腹腔鏡手術とカテーテルで対処出来て、体への負担とかも小さくて。元からの超人的体力を持った人なのでさっさと退院して。

それから月1回の術後検診で東京に行くことになりました。

10月くらいから私も付き添いで行くようになりました。

Kさんの家に泊まらせてもらって、私はKさんの彼女のSさんと仲良くなって。良いお友達ができました。

ちなみに、Sさんは産婦人科のお医者さんなんです。

 

11月の検診から1週間ほどして、肝臓がんが再発してるのが見つかりました。

私は気が狂いそうになりました。

すぐに手術してほしかったんですが、ひーくんがどうしても仕事の都合が付かないから、年末年始休暇の期間に手術と入院するってきかなくて。

夫を肝臓がんで亡くしてる私としては、一刻も早く治療してほしいのに。

泣いて頼んでもこういうところはすごく頑固なんです。

手術を受けるまでに、できる限り進行を遅らせたいと思いいろいろ調べました。

がん細胞の栄養源であるブドウ糖を構造式がよく似ているビタミンCを置き換えることにより、体への負担を軽くしてがん細胞を飢えさせるという方法があるそうで、それを実践しました。

ジャガイモに含まれるビタミンCは熱に強いから効率的に摂取できると聞いては、ジャガイモをたくさん食べれるメニューを考えたり、経口抗がん剤を飲んだか毎日確認したり。

出来ることは何でもしました。

その甲斐あってかどうかわからないですけど、進行は押さえられて2回目の手術も腹腔鏡で対応できました。

その後は月イチの検診でも経過は順調です。

 

今回も順調であるように願うばかりです。