私は毎日枕元のラジオをかけっ放しで就寝する。深夜便も夢うつつのためか、折角の話しも歌も名曲も番組を聞いても殆ど覚えていない。つまり音は耳に入っても、話し言葉や音楽としては聞いていない。つまり睡眠中は音として感じているだけである。
ラジオだけではない。新聞も毎日膨大な言葉が文字や写真で語りかける。
読み流す、読み返す、深読みをするなど記事の読み方は変わる。ページをめくってさーっと見ることもある。読み込むほど言葉の意味も深まっていくが、内容によっては音読も大事だろう。記事を通じて記者と読者の会話が深まっていくことは間違いない。
終日折にふれ記事を読み直すと、ふと記者の語りかける声を感じることもある。
夏の午後新聞を広げてうとうとするときは、記事の声が音に変るときではないかと思う。枕元のラジオの声が、聞こえない音に変る感じとよく似ている。この発言でも自分の想いを声にした言葉を書きたいと思うが、なかなか難しい。