「赤トンボが来た」セイシュン日記№64)スペースmassa(85歳。社会福祉士) | スペースmassa

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まだ赤トンボというには色がうすく橙色がかった数匹がゆらゆら飛んでいた。

形としぐさから直観的に「赤トンボ」とはっきり認識した。同時にみあ妻も同じだったから間違いない。聞けば妻の義妹もすでに本宿ではっきり見ているようだ。去年にもまして酷暑の盛夏になぜ秋の赤トンボが飛ぶのか。

今日は朝から涼しいような風が吹く乾燥した空気が流れる一日だった。

暦の上では土用前の完全な夏であるが、風が変わった一日だけでも敏感な赤トンボが出てくるのだろうか。それともまるひと月は早い暦の季節が、案外隠れているだけでちょっとした気温や風雨の変化によって姿を現すのだろうか。

人間の感覚観念は自然に忠実でなく、直観や統計的な見方でどのようにも揺らぐのだろうか。加賀千代女の「秋たつや風いくたびも聞き直す」の深い洞察に改めて感動する夏の赤トンボであった。