今日82歳で急逝した一つ年下T男の葬儀に参列した。
収穫した野菜を奥さんと整理中、大動脈破裂で突然死したのである。
葬送の読経を聞きながら「諸行無常」を改めて強く感じた。
生あり形あるものはすべて滅する運命にあることは理解できるが、素直に受け入れることは難しい。生への執着は生ある者の断ち切り難い定めではないか。「もう歳だから、十分生きたから、
何も思い残すことはない、早く楽になりたい…」とは生者だから言える心のゆとりではないか。
避けられない死に直面した時こそ死の否定即ち生への本音が出ると思う。生あり形ある万物は
滅することを受けいれたくない、諸行無常の響きは他者の葬送でしみじみと心に入ってくる。