自分のせいにすれば楽なこともあるよね




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第四話「声」




この島に届かないものリスト

○携帯及びその他通信機器の電波
○宅急便などの運送
○近くの島の桜の香り

なんだっけな それから


あぁ そうだ。




ボサボサの頭を掻いて、まいったなと苦笑いを作れば映画のワンシーンみたいだ。


相変わらず彼らは疑うことなく時計を進めているようだ。


ここからは見えない誰かに届けばいいのだが
私は深く息を吸い込んだ。
明日はスタジオなんだけど知らない人と入るから緊張する メンバー探しは大変


最近いろいろあったので電話で愚痴聞いてくれる人募集してるので!





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第三話「2:17」



あれ これ夢だっけ?


そう思った時には目が覚めてて
私はいつもため息をつく

そんな朝には、酷い顔して寝てたわよ、なんて母親によく言われるものだ。



時計は2時を指す

部屋から見える月より屋根の上にも広がる星が好きだ。



窓を開けたら急に体が軽くなった気がしてそれはたぶん気のせいだから私は羽ばたく真似をする。

あ、今飛べるかも
飛んでない?


ふわふわ




ふわふわ





あれ これ夢だっけ?


自分が健康なことがすごい幸せ
なんで健康かはわからんけど



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第二話「牢屋の人」



牢屋の中は広大な空間だった。
山脈と海に囲まれた孤島だ。この暗いトンネルを抜けたら外の世界と通じているなんて話したら「あっち」の人は信じるだろうか。

私は何度も声を枯らした。

おいこっちに来い。
そこから出たくないのか
この先は世界だぞ。



彼らは気付かない。
彼らは聞こえない。


広大な自然は全てを飲み込み私を絶望させる。



あるいは牢屋で生まれ育った彼らの時間こそが-もっとも彼らを飲み込んでいる自然なのかもしれない。



世界の狭間は今日も絶望的に平和だった。