やっと3回に分けたTV版も見た。一般の方も見るTVの制約の中で、まあまあの構成でなかったか。

中高生のときから自称「戦史研究家」だった僕は、特攻に関してもかなり読んで、かなり美化された話、特に戦後、その時の上官が書いた戦史を読んで、こんなものかと思っていたが、ある意味、その自己弁護の話を信じていたが、この「永遠のゼロ」を読んで、戦後流布された美談の信じ込みから解けた。

 「貴様に行ってもらいたいと考えている、行ってくれるか、といったら是非私に行かせてください、と述べた」とか「熱望とかいた血書をもってきた。よし、わかった、私にまかせてくれ」だの、ひどい話ばかり信じ込んできた。ある意味、草柳大蔵の「特攻の思想」の方が、現実に近く、参謀等が書いたものが嘘八百だった。

 これらのことだけでないが、戦後防衛省が戦史編纂をしているとき、軍関係者が資料をだす、と日参してきたときは、大体が自分の都合の悪いことを残さないためだった、ということが多かったらしい。

 軍部が横暴を極めていたからああなった、今は考えられない、という人もいるが、原発事故の起訴がようやくおこなわれたことからもわかる通り、この国にはいくつかの治外法権がある。原発、米軍基地、TPP。。。。。今は偽りの情報開示と、振りだけ民主主義である。

 どうこうする、ということではなく、そういうこともあるかもしれない、とだけ心に留めておいてほしい。